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2005/04/01

<韓国文化>韓国の人気ベストテン

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◇映 画◇

 3月10日の公開直後から1位を記録した「マパド」が連続1位にランク。160億ウォンの金を持って消えてしまったある女性を探しに、地図にもない怪しい島「マパド」に行った2人の男性。そこに住んでいる5人のおばあさんとのエピソードが主な筋で、「マパド」は大麻(デマ)と老婆(ロパ)だけがいる島(ド)の意味。公開10日で100万人の観客突破。演技派俳優らの生き生きしたキャラクターが成功の原因と見られる。

 3位の「ミリオン・ダラー・ベイビー」は、アカデミー賞受賞効果で人気持続。評論家の評価も高くロングランになりそうだ。米国で2週連続1位の「ミスターヒッチ」は4位。

 6位の「マル・ア・トン」が公開52日ぶりに観客500万人突破。自閉症で5歳程度の知能しかない主人公とその母の感動ヒューマンドラマで、題目の「マル・ア・トン」は主人公・チョウォンがマラソンのつづりを間違ったのをそのままタイトル化した。

 3月25日に公開された日本映画「いま、会いにゆきます」は、日本で400万人の観客を動員したが、独島問題で対日感情が微妙な時期だけに観客動員にどれぐらいの影響があるか注目される。

◇書 籍◇

 「生きているうちに必ずしたいこと」のアンケートをすれば、大部分はお金、名誉、権力などと答えるだろう。しかし、両親の足を洗う、日記を書く、楽器を1つ学ぶなど、だれにでもできる事だが直接行動に移すのは難しいものを「 生きているうちに必ずすべき49のこと」として提案する本が1位になった。
 
 人生に目標を達成できなくても、大金持ちになれなくてもいつも笑っていられる大切な知恵を49の物語を通じて読者に教えてくれる。
 
 4位の「ダヴィンチ・コード」はロングセラー。
 
 8位の「彼の家」は韓国現代小説界の巨木と呼ばれるバク・ワンソの15番目の新作長編小説。50年代に青春を過ごした主人公が、当時の初恋の‘彼’が住んでいた場所を探して行くことから始まる。

 初恋の感情と韓国戦争後の疲弊したソウルが描かれる。

◇音 楽◇

 2月初めに2回目のアルバムを発表したteiの「愛は…1つである」が4周連続1位。アルバム売上も40日ぶりに10万枚を突破し、各テレビ局の音楽番組で1位を達成。3月29、30日に行われたコンサートも前売り1時間で1千余枚が販売されるなど高い人気を誇っている。

 2年ぶりに6枚目のアルバムを発表したバラードの王子、ジョ・ソンモの「Mr.Flower」が2位で、その衰えない人気を実感させた。3位の新世代5人組バンド・バーズの「怖がり屋」は先週15位から3位に急上昇。バーズ2枚目のアルバムには「怖がり屋」以外に「備忘録」などの曲が入っている。円熟味を加えた演奏に洗練されたボーカルがミックスして成功したと評価される。

 “神話”のメンバー、イ・ミヌが“M”と言う名前で発表した2枚目のソロアルバムの「If You」が8位。彼はこのアルバムの「If You」と「Overdoze」の好評でソロ歌手としの地位も固めている。