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2008/07/11

<韓国文化>韓国の人気ベストテン

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◆映 画◆

 「ウォンテッド」が、公開と同時に「カン・チョルチュン」を抑えて初登場1位をマークした。ソル・ギョング主演の「公共の敵」シリーズ第3作、「カン・チョルチュン」は2位に順位を下げたものの、全国671スクリーンでの上映が後押しとなり観客動員数は300万人を超え、圧倒的強さをみせている。

 チャ・インピョの熱演が公開前から話題になっていた脱北者の実話を扱った「クロッシング」が公開1周目から32万人の動員を記録し4位に入った。

 7位の「ゲット・スマート」は、観客動員16万人を突破したものの、4位から7位にランクダウンした。また、クァク・チェヨン監督久々の新作「武林女子大生」は1万8000人を記録した。

 日本映画では、原恵一監督が5年の制作期間を経て完成させた感動のアニメ超大作「河童のクゥと夏休み」が、10位にランク。現代によみがえった河童と少年のひと夏の交流を、美しい日本の自然を背景に描いた。

◆書 籍◆

 1位は、自然や生命の大切さ、夢見る人生の価値を教えてくれる「イ・ウェスの生存法」。イ・ウェスの機知に溢れた言葉と、チョン・テリョン画伯が描く魚の細密画がマッチした、「細密画エッセー」の第2弾だ。

 2位は、人気小説家の孔枝泳が2年ぶりに出版したエッセー。ヒット小説「楽しき我が家」の後編とも言える内容で、主人公でもある著者の娘に送る手紙という形式でストーリーが進む。孔枝泳はこの本で、作家としてではなく、一人の母親として娘に向かい合っている。

 3位の「マイスウィートソウル」は、2002年に「第1回文学と社会新人文学賞」を受賞したチョン・イヒョン初の長編小説。新聞小説として連載され、テレビドラマ化もされた話題作だ。

◆音 楽◆

 昨年、80年代風のディスコミュージック「Tell me」で一世を風靡した女性5人組グループ、ワンダーガールズ。その待望の3rdアルバムから「So Hot」が5週連続で1位を記録した。「Tell me」での7週連続1位の記録更新を狙う。

 また、2003年に1度解散した男性デュオ「ブラウンアイズ」が、5年ぶりにアルバムをリリース。哀愁漂うメロディーのリードトラック「行かないで 行かないで」が42ランクと大幅アップの2位に入った。

 7月1日に兵役のため軍隊入りしたソン・シギョンの「さらば愛しき人よ」が前週の12位から9位にランクアップした。

 その他、MC MONGの「サーカス」が7位、Epik Highと元LOVeHOLiCのチソンがコラボした「One」が10位に入った。