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2009/06/12

<韓国文化>韓国の人気ベストテン

  • 韓国の人気ベストテン

◆映 画◆

 ウォンビン5年ぶりのスクリーン復帰作でポン・ジュノ監督の新作映画「マザー」が公開第1週目にして映画チャート初登場1位を獲得。母親役の代名詞として知られるベテラン女優のキム・ヘジャとの共演でも話題の「マザー」は、殺人事件に巻き込まれた息子を救うため、単身で犯人捜しに乗り出す母親(キム・ヘジャ)の闘いを描いた作品。公開4日目にして早くも100万人の観客動員数を記録した。

 アーノルド・シュワルツェネッガーの代表作となった大ヒットSFアクションの最新作「ターミネーター4」は前週の1位から2位にランクダウン。3位はトム・ハンクス主演の「天使と悪魔」が入った。

 4位は互いに正体を知らないまま交際し別れた後、同じ作戦で再会した国家情報院の特殊要員、スジ(キム・ハヌル)とジェジュン(カン・ジファン)の対決を描いた作品「7級公務員」がランクイン。キム・ハヌル初挑戦のコメディアクション。通算観客動員数400万人突破が見込まれている。アニメ映画として映画化されたニール・ゲイマン作のファンタジー小説「コララインとボタンの魔女」が5位に入った。

 10位の韓日合作映画「ノーボーイズ、ノークライ」は、「チェイサー」の鬼気迫る演技で、一躍有名になったハ・ジョンウと妻夫木聡が共演。裏稼業で知り合った韓国と日本の2人の青年が、孤独や絶望の中で人間の温もりを知り、静かに絆を深めていく過程を描いたヒューマンドラマ。

◆書 籍◆

 ガン闘病や障害など、暗くなりがちな話題を、前向きなユーモアやウィットで綴った、チャン・ヨンヒのエッセー集「生きてきた奇跡、生きていく奇跡」が1位。自身のガンとの闘いや苦難を克服してきた人々の話しを一冊の本にまとめた。

 母として、妻として、女として……。母親はどんな人生を生きてきたのか?母親たちの人生と愛情を切々と、そして美しく描いた申京淑(シン・ギョンスク)8作目となる長編小説「お母さんをお願い」が2位にランク。

 「脳呼吸」を開発した韓国脳科学研究院の李承憲(イ・スンホン)博士が提唱する、革新的頭脳活用法を紹介した「脳波振動」が4位に。脳波振動によって健康や意識に働きかける過程を紹介している。

 先の読めない時代にすべきことは何か。不況を克服する創造的な人材に生まれ変わるための勉強法を精神科専門医の著者が、脳科学的根拠に基づき、指導する「毎日読む肯定の1行」が6位に入った。

 人気漫画家パク・クァンスが5年ぶりに出版したイラストエッセー集「本当に不器用な人々」は9位。

努力しても不器用な人に、自分を愛し、生きるための智恵と勇気を与えてくれる一冊だ。

◆音 楽◆

デビュー前から、同じ事務所の人気グループ「BIG BANG」とのコラボ曲「Lollipop」で、すでに多くの注目を集めていた新人女性グループ「2NE1」のデビューシングル「Fire」が堂々の1位に。打楽器にアフリカ調のリズムが特長のレゲーナンバーに仕上がっている。

 2位は、人気のボーイズグループ「2PM」のニューシングル「Again&Again」がチャートイン。躍動的なリズムと、シンセサイザーが奏でる幻想的リズムが融合した曲だ。

 人気男性グループSG Wannabeのメンバーから歌唱指導などを受けた実力派女性グループ「SeeYa」と女性デュオ「DAVICH」、そして新人女性グループ「T―ara」のメンバー、ジヨンによるコラボユニットの「女性時代」が3位に入った。

 その他、7位と10位にはBoA、東方神起、少女時代らを輩出したSMエンタテインメント所属の男性13人からなるグループ「SUPER JUNIOR」の曲がランクイン。

これまでの歌って踊れるアイドル・グループとは全く異なるコンセプトで結成され、俳優、お笑い、歌手、MCやDJ、作曲家やモデルに至るまでマルチに活動できるメンバーが集結し人気急上昇中だ。