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2012/07/20

<韓国文化>12月大統領選挙在外選挙人登録・22日から各公館で開始

  • 清渓川再生の意義とは①

    朴賛弼(パク・チャンピル)1957年韓国生まれ。86年来日。法政大学大学院博士後期課程修了。工学博士。法政大学デザイン工学部建築学科教員

  • 清渓川再生の意義とは②

    ソウル市民の憩いの場となっている現在の清渓川

  • 清渓川再生の意義とは③

    1986年に高架道路が建設された後の清渓川

  • 清渓川再生の意義とは④

    朝鮮王朝時代の清渓川の絵

  • 清渓川再生の意義とは⑤

    洗濯や子どもの水遊び姿が見られる1900年ごろの清渓川

 「歴史と環境都市への挑戦‐ソウル清渓川写真・図面展覧会」(同実行委主催)が、7月24日から8月3日まで、東京・四谷の韓国文化院で開催される。旧市街の中心部を貫く高架道路を撤去して川を復元した「清渓川復元プロジェクト」の歴史的意義を知る展示会だ。

 同展は、ソウル中心部を流れる清渓川の歴史を、パネル写真約100枚とオリジナル立面図などによって紹介する企画である。

 清渓川は、ソウル中心部の西から東に流れていた全長約8㌔の川である。市民の生活排水を流す清渓川は、下水の匂いや洪水などの問題があり、1960年代に川は埋め立てられ、1968年に高架道路が川の上に建設された。その後、高架道路の老朽化による危険性の問題が浮かび上がると、今世紀はじめ、李明博ソウル市長(当時、現大統領)は、道路を撤去して河川を復活させるプロジェクトを提案した。世論の後押しを受けてその大工事が始まり、2005年10月、清渓川は復元された。

 ソウル中心部の光化門の「清渓広場」を基点に、鍾路、東大門、馬場洞あたりまでの全長5・8㌔で、徒歩で2時間~2時間半ほどになる。清渓広場ではさまざまなイベントが開催され、再生された清渓川は、ソウル市民の憩いの場となっている。

 世界的にも例のないこの都市再生事業について、法政大学教員の朴賛弼氏は研究書を発表、その研究に基づいて、今回の展示が企画された。

 朴氏は、「清渓川復元が行われた地は、私が生まれ育った場所でもあった。行き過ぎた都市化の反省から、都市に自然を回復することは、今や世界の課題であるが、そのもっとも先進的な事例がソウルで始まった。この都市再生事業の持つ意味を同展から感じ取ってほしい」と話す。

■ソウル清渓川写真・図面展覧会■
日程:7月24日~8月3日
場所:韓国文化院(東京・四谷)
料金:無料
電話:03・3357・5970
*28日午後4時から同会場で朴賛弼工学博士の講演あり