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2013/06/07

<韓国文化>韓国人映画監督・ハリウッドに続々進出

  • 韓国人映画監督・ハリウッドに続々進出①

    少女の成長を描いた『イノセント・ガーデン』

  • 韓国人映画監督・ハリウッドに続々進出②

                     朴 賛郁 監督

  • 韓国人映画監督・ハリウッドに続々進出③

    李炳憲が出演するハリウッド映画「G・I・ジョー バック2リベンジ」

 ハリウッドに韓国人映画監督、俳優が続々進出している。金知雲(キム・ジウン)監督はアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『ラストスタンド』、朴賛郁(パク・チャヌク)監督はニコール・キッドマン主演の『イノセント・ガーデン』を撮った(両作品とも日本公開中)。奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の『雪国列車』は今夏公開予定。また韓流スターの李炳憲(イ・ビョンホン)は、『G・I・ジョー バック2リベンジ』に出演している。

 金知雲監督は、98年に『クワイエット・ファミリー』で映画界デビューした。その後、『反則王』『グッド・バッド・ウィアード』などの話題作を撮り続け、その実績が認められて、ハリウッド進出を果たした。

 金監督は、「世界の映画産業の中心であるハリウッドで映画を撮ることは、プロ野球選手が大リーガーになることと同じでとても光栄なことだ。特にアーノルド・シュワルツェネッガーという大スターのスクリーン復帰作の監督を要請されたことは、韓国映画界の力が認められたことでもあり、本当にうれしかった」と語った。

 『オールド・ボーイ』などの復讐3部作で知られる朴賛郁監督は、『イノセント・ガーデン』でハリウッドデビューを果たした。オスカー女優ニコール・キッドマン、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカが母娘を演じるサスペンス・スリラーだ。広大な屋敷で母と暮らすインディアのもとに長年行方不明だった叔父が突然現れ、それを機に不可思議な事件が次々と起きる…。

 朴監督は、「ニコール・キッドマンはとてもプロ意識の高い人。ワシコウスカも若いけどしっかりした女優だ」と語っている。朴監督ならではの映像美も必見の作品だ。

 『殺人の追憶』『グエムル―漢江の怪物』が韓国で大ヒットした奉俊昊監督は、『雪国列車』(仮題)でハリウッドデビューする。新たな氷河期、人類最後の生存地域である列車の中で抑圧に苦しんでいた最後尾車両の人々の反乱を描いた大作だ。

 同作品は朴賛郁監督がプロデューサーとして参加し、韓国の人気俳優、宋康昊(ソン・ガンホ)が出演している。

◆「韓国映画界の勢い続く」 朴 賛郁監督◆

 『イノセント・ガーデン』は、18歳の女性の成長を描いた作品だ。成長とは個人として独り立ちすることだが、そのためには痛みを伴うことも、犠牲を伴うこともある。犠牲とは、自らを育ててくれた存在を克服することだ。映画ではそれを「殺人」という形で描いてみた。

 また、ミア・ワシコウスカ演じるインディアに、成長に合わせて少しずつ大きくしたサドルシューズが、叔父のチャーリーから毎年贈られるシーンを考えてみた。このシーンで少女の感性を生かせると思った。そしてある日、サドルシューズを卒業してハイヒールがプレゼントされる。あのシーンに、少女から大人になったいわば戴冠式を象徴させてみた。

 撮影で苦労したのは、インディアとチャーリーのピアノの連弾シーンだ。この場面に心の交流、それを超えた肉体的な交流を感じとってもらえるようにしたかった。

 『イノセント・ガーデン』は、特に女性に観てほしいと思って作った。私の娘がインディアと同じ18歳で、娘のことを思いながら作った映画でもある。女性の観客に、自分の成長過程を振り返ってもらえればと思う。

 金知雲監督、そして私がハリウッドに進出し、私がプロデューサーを務める奉俊昊監督の『雪国列車』も今年公開されるので、楽しみにしてほしい。韓国映画界はいま勢いがあるが、この勢いは今後も続いていくだろう。


◆韓流スター李炳憲、圧倒的な存在感 『G・I・ジョー』続編

 韓流スターの李炳憲が出演するハリウッド映画「G・I・ジョー バック2リベンジ」は、7日から全国公開される。同映画は「G・Iジョー」(09)のシリーズ第2作。
 
 李炳憲は前作と同じ冷酷な暗殺者ストームシャドーを再び演じる。前作では迫力あふれるアクションシーンを演じ、衝撃なハリウッドデビューを果たした。

 今回は世界的俳優ブルース・ウィリスとの共演で、前作に劣らず圧倒的な存在感を見せている。李炳憲は、「この役をまた演じることが出来て本当にうれしい」と話している。