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2015/02/10

<韓国文化>韓日ダンス交流促進を

  • 韓日ダンス交流促進を

    共同作業に取り組んだイ・サンフン㊧と井上大輔

 横浜ダンスコレクション(15日まで)の一環として、ソウルダンスコレクションと横浜ダンスコレクション共催の「日韓ダンス交流プロジェクト」が、14、15の両日、神奈川県横浜市の象の鼻テラスで開催される。日韓ダンスコレクションの受賞者、韓国のイ・サンフンと日本の井上大輔が共同作品を発表する。同事業を企画した里見有祐さん(横浜市芸術文化振興財団)に文章を寄せてもらった。

◆共同作業通し相互理解深化 里見 有祐(横浜市芸術文化振興財団)◆

 日本と韓国を代表する若手振付家のためのコンクール「横浜ダンスコレクション」(主催:横浜赤レンガ倉庫1号館/公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)と「ソウルダンスコレクション」(主催:Seoul Performing Arts Festival/Korea Performing Arts Center)がタッグを組む「日本-韓国ダンス交流プロジェクト『DANCE CONNECTION』」は、12年からスタートして今年で4回目の開催になる。

 このプロジェクトでは、日韓それぞれのダンスコレクションが選定した振付家が、ソウルと横浜でそれぞれ約1カ月、合計2カ月間レジデンス(その地に滞在し、作品制作を)し、創られた作品を韓国、日本で上演する。日本での公演会場は、「象の鼻テラス」(神奈川県横浜市)と八戸ポータルミュージアム「はっち」(青森県八戸市)の2カ所だ。

 このプロジェクトに今年参加するのは、イ・サンフンと井上大輔。

 イ・サンフンは、韓国公演芸術センター主催の「ソウルダンスコレクション2013」で受賞した振付家。「ダンス・シアター・チャン」のメンバーとして活動し、キム・ナムジン氏の勧めで、ベルギー人振付家シディ・ラルビ・シェルカウィの作品「バベル」のオーディションを合格。09年から13年まで同氏のダンスカンパニー「イーストマン」のメンバーとして、その作品「バベル」、「Puz/zle」に出演した。モダンダンスとバレエ、カンパニーで学んだヨガを基本として振付を創造し、また様々なコンセプトのアクロバット的なテクニックも使う振付家だ。


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