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2015/05/22

<韓国文化>両国映画を通じて韓日相互理解を

  • 両国映画を通じて韓日相互理解を

    韓国映画の名作『誤爆弾』

 韓日国交正常化50周年を記念し、韓国文化院と国際交流基金は、両国の名作映画を上映する「日韓 1960・70年代名作映画祭」を、6月13日から東京・四谷の韓国文化院で開催する。また韓国では、民族解放70周年を記念して、歴史ミュージカルの上演が相次いで行われる。

 同映画祭では、韓日の国交が正常化した1960年代を中心に、両国の社会においてそれぞれに歴史的な動きがあり、映画界においても隆盛から衰退といわれる大変化を経験した60~70年代に製作された様々なテーマとジャンルによる両国の名作映画を上映する。映画を通じて両国の共通点や相違点を発見し、相互理解を深める企画だ。

 韓国映画は、『糞礼記』(71年、ユ・ヒョンモク監督)、『憎くてももう一度』(68年、チョン・ソヨン監督)、『ロマンスパパ』(60年、シン・サンオク監督)、『春香伝』(61年、ホン・ソンギ監督)、『下女』(60年、キム・ギヨン監督)、『森浦への道』(75年、イ・マニ監督)、『霧』(67年、キム・スヨン監督)、『星たちの故郷』(74年、イ・ジャンホ監督)、『馬鹿たちの行進』(75年、ハ・ギルチョン監督)、『誤発弾』(61年、ユ・ヒョンモク監督)が上映される。

 『誤発弾』は、韓国戦争後の荒廃したソウルを舞台に、社会の混乱に苦悩する公認会計士の人生を描く。彼は精神を病んだ母、栄養失調の妊娠した妻、トラブルばかり起こす弟など、家族みんなを支えなければならないという重荷を背負いながら生きて行く…。ユ監督の代表作であり、韓国映画史上屈指の名作と評価されている。


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