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2016/05/13

<韓国文化>早大所蔵の名品を紹介

  • 早大所蔵の名品を紹介

         木造如来坐像(朝鮮・17世紀、服部和彦コレクション)

 韓国文化院開院37周年記念特別企画展「早稲田のなかの韓国美術」が、東京・四谷の韓国文化院で10日から始まった。早稲田大学會津八一記念博物館との共催で、同博物館が所蔵する韓国美術の名品を紹介する貴重な企画だ。

 韓国文化院は1979年5月10日に開院し、これまで37年間、韓国文化への理解を高め、韓日交流を促進する多くの活動を行ってきた。

 そして今年は、日本の中で触れることのできる韓国文化に焦点を当てた「日本の中の韓国文化」を紹介する様々な事業を企画・開催している。「早稲田のなかの韓国美術」展は同事業の一環として行われる。

 早稲田大学には現在1000人を越える韓国人留学生が在籍し、會津八一記念博物館は韓国関連考古美術資料を900点以上所蔵するなど、韓国との縁が深い。同博物館は98年に開館した。早大文学部教授であり、書家、歌人としても名高い會津八一博士(1881~1956)が収集した東洋美術のコレクションを収蔵品の核としている。さらに開館前後から各界有志の寄贈があり、現在は近現代の絵画作品や考古・民族資料など約2万点を収蔵している。


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