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2018/03/09

<韓国文化>公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団、文化交流など7件授与

  • 公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団、文化交流など7件授与

    「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」の第12回助成証書授与式(中央右が韓昌祐理事長、同左が祥子夫人)

 「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」(韓昌祐理事長=マルハン会長)の第12回助成証書授与式(2017年度)が5日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれた。今年度は各分野から7件に助成金が授与された。

 授与式では、韓昌祐理事長の長男で米国留学中に事故で亡くなった韓哲さんの社会貢献への遺志を引き継いで財団が始まったことを紹介した後、韓昌祐理事長が「韓日が学術活動を通して友好親善と相互理解を深めてほしい」とあいさつした。また衆議院議員の伊吹文明・元衆院議長、河村建夫・元内閣官房長官から祝辞が述べられた。

 続いて昨年の助成受贈者である仲尾宏・京都造形芸術大学歴史遺産学科客員教授(朝鮮通信使ユネスコ記憶遺産日本学術委員長)の基調講演が行われた。仲尾教授は、「世界記憶遺産」への登録が、日韓友好に大きな意味を持つと強調した。

 第2部の記念レセプションでは、李洙勳・駐日韓国大使が、「財団の活動が韓日友好に寄与することを願う」と話した。

 同財団は1990年、「財団法人 韓国文化研究振興財団」として設立された。05年、学術研究などに加え、芸術・スポーツなどの分野にも助成範囲を広げて「財団法人 韓哲文化財団」に名称を変更した。12年に内閣府公益認定委員会から認定を受け、「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」となった。


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