ここから本文です

2018/11/23

<韓国文化>アジアの近代化に重要な役割を果たす

  • アジアの近代化に重要な役割を果たす

    洪成潭≪五月‐25 大同生≫ 1984年、福岡アジア美術館蔵

 韓日中の木版画などを紹介する「闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s」展が23日から福岡アジア美術館で始まる。また、韓国文化院と文化学園大学などとの共同企画「Challenge Art in Japan」展が、東京・四谷の韓国文化院で開催中。さらに韓国・日本・中国の作家による現代美術交流展が、27日から横浜市内で開かれる。

 「闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s」展は、韓国、日本、中国、フィリピンなどの木版画運動を紹介する展覧会。

 木版画は簡便な材料と技術で複製できるので、独立運動、民主化運動、労働運動、環境運動など、アジア各地の政治・社会運動のなかでしばしば制作された。自分の感情を主体的に表現し、社会の問題をえぐりだし、遠隔地の人々との連帯を求める「メディア」として、木版画はアジアの近代化に重要な役割を果たした。

 1930年代に魯迅が推進した木版画は、


つづきは本紙へ