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2019/01/25

<韓国文化>魅力的な韓国超高層ビル

  • 魅力的な韓国超高層ビル

    釜山の超高層ビル群 撮影:中谷幸司

 韓国の超高層ビル群を取材した「超高層ビビル5 韓国編」(中谷幸司著、合同会社パブリブ、ビビルはビルとビックリを組み合わせた造語)が出版された。釜山の超高層ビル群を中心に中谷さんに話を聞いた。

◆日韓市民レベルの交流を大切に 中谷 幸司(プログラマー)◆

 ――高層ビルで一番印象的だった建物、その理由は。

 釜山の海雲台の超高層ビル群(タワーマンション群)が一番印象的だった。釜山の超高層ビルが凄いことになっているという噂は聞いていたが、実際に行ってみると高さ300㍍の『斗山ウィーブ・ザ・ゼニス』や高さ292㍍の『Haeundae I Park』など日本では見られない近未来的なデザインの超高層が建ち並ぶ様子は想像以上だった。

 海沿いの超高層ビル群のため、遠方から見ても圧倒的な存在感で見ていて飽きなかった。釜山には4泊5日で行ったのだが、その滞在中に4度見に行ったくらい気に入った場所だ。海雲台エリアでは高さ400㍍を超す『海雲台エル・シティ』も建設中だったため、韓国の中で再訪問してみたい場所第一位だ。

 ――韓国の高層ビルは、他国と比べて特徴があるか。

 今まで行ったことのある海外は、韓国以外だと上海、広州、深圳、香港、マカオ、台湾、ニューヨーク、UAE(アラブ首長国連邦)、クウェートのため、それらとの比較になるが、韓国で一番特徴的だと思ったのは大規模なタワーマンション群には警備員のいるゲートがあり、一つの街のようになっているところが多かったことだ。日本の団地を超高層化したような場所も多く、そういったところは中国と似たような感じがした。

 日本と比べるとデザインに自由度があり、格好いい高層ビルが多かった。日本のマンションは小さくてもベランダがあるが、韓国は外観がオフィスビルのようなタワーマンションも何棟もあったのが印象的だった。

 ――なぜ高層ビルに関心を持ったのか。

 生まれと育ちは北海道札幌市の端で、家の近くには高い建物がほとんどなかったためか、物心付いた頃から高層建築が好きだった。図鑑に載っていた新宿の超高層ビル群の写真が好きでずっと眺めていたり、高層マンションのチラシがあれば食い入るように見ていた。何がきっかけだったのかは自分でもわからないが、当時は高層建築が珍しかったから興味を持つようになったのではないかと思っている。

 社会人2年目のときに愛車を撮るためにデジカメを購入したのだが、車を撮ったあとは撮るものがなくなって宝の持ち腐れとなっていた。そんなときに月島に行く機会があり、佃のタワーマンション群を見た。テレビで見たことはあったが、実際に見るタワーマンション群の迫力に圧倒され「これを写真に撮ろう!」と思い立ち、それから超高層ビルを撮るようになった。東京周辺から撮りはじめたが、やがて全国の超高層ビルを撮るようになり、そして今では海外にまで超高層ビルを撮りに行くようになった。


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