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2000/07/14

<週間ダイジェスト>7月6日~7月12日

6日■金鍾泌氏が韓日議連会長に

 金鍾泌・自由民主連合(自民連)名誉総裁は、金大中大統領から韓日議員連盟の会長を務めてほしいとの要請を受け、受諾したと明らかにした。金名誉総裁は、来月初めにも韓日議連会長として日本を訪問する予定だ。金名誉総裁は、75年に韓日議連が発足した際、初代の会長を務めている。

7日■APEC観光長官会議閉幕

 アジア太平洋地域の観光交流活性化をめざし、ソウルで開かれた第1回アジア太平洋経済協力会議(APEC)観光長官会議は、域内の観光障壁撤廃、環境と伝統文化重視の観光政策推進などをうたった「ソウル宣言」を採択し閉幕した。第2回目は、2002年7月にメキシコのコリーマで開かれる。

8日■金日成主席の追悼行事自粛

 北朝鮮の金日成主席が死去して6周忌を迎えたが,今年は例年のような大々的な追悼行事が姿を消し、主席をしのぶ回顧展や学生による詩の朗読,演劇の上演など小規模なものにとどまった。南北関係の改善ムードを受けて、自粛したとみられる。

10日■済州道を国際自由都市に

 建設交通部は、済州道にシンガポール、香港のような国際自由都市を建設する構想を発表した。それによると、西帰浦港を再開発してホテル、免税店街を建設するほか、中文団地には海洋テーマパークを設置、さらには済州空港付近に自由貿易地帯を設ける。

    ■朝米ミサイル協議再開

 北朝鮮と米国のミサイル協議がマレーシアのクアラルンプールで始まった。北朝鮮は現在,ミサイル発射実験を凍結中だが、米側はミサイル開発計画の放棄,ミサイル輸出の中止などを求めた。 朝米ミサイル協議は99年3月に平壌で開かれて以来、今回が5回目。南北頂上会談以後の両国の初接触となった。

11日■リビア外相が南北同時訪問

 リビアのシャルガム対外連絡・国際協力書記(外相)が訪問中の北朝鮮から、専用機で直接韓国入りした。南北間の直行便運航は、先の南北頂上会談で金大中大統領が平壌を訪問したのが初めてで、今回のリビア外相の南北訪問は、きわめて異例。

12日■北朝鮮が比と国交樹立

 フィリピン政府によると、北朝鮮のチョー・インチョル駐タイ大使がマニラを訪れ、シアゾン外相と両国の国交回復に関する共同声明に署名した。フィリピンは、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)への北朝鮮の参加を働きかけ、国交樹立をめざしていた。北朝鮮は、今月27日にバンコクで開かれるARFに初参加する。