ここから本文です

2001/01/12

<週間ダイジェスト>1月4日~1月10日

4日 ■北からの亡命、過去最高

 統一部の発表によると、昨年、北朝鮮から韓国への亡命者は、過去最高の312人に達した。前年は148人で倍以上増えたことになる。特に家族での亡命(50家族、131人)が目立つ。

5日 ■選挙資金疑惑で捜査

 検察庁は、96年の総選挙の際に国家安全企画部(現在の国家情報院)が当時与党の新韓国党(現在のハンナラ党)に1000億ウオンもの選挙資金を秘密裏に提供していたとして捜査に乗り出した。検察当局は事件と関連して元安企部幹部の金己燮氏の身柄を拘束した。

6日 ■IMF融資を完全返済へ

 韓国銀行は、国際通貨基金(IMF)からの支援融資58億㌦を今年8月までに完全返済すると発表した。外貨準備高が900億㌦を超え、資金に余裕が出てきたことから、早期返済を決めたもの。

7日 ■赤十字会談代表に李柄雄氏

 大韓赤十字社の徐英勲総裁は、南北赤十字会談の首席代表に李柄雄・民族和解協力汎国民協議会委員長を任命した。離散家族問題などに尽力し、北朝鮮との交渉経験が豊富な李氏の手腕を買ったもの。

8日 ■与党、自民連と連立

 金大中大統領は、自民連の金鍾泌総裁と会談し、与党民主党と自民連の連立を復活させることに合意した。会談では、金大中政権の任期中の連立維持と月1回のトップ会合を開くことを決めた。

9日 ■軽水炉で日本企業と交渉へ

 聯合ニュースによると、北朝鮮で軽水炉事業を進めている韓半島エネルギー開発機構(KEDO)は、軽水炉建設に必要なタービンなど設備調達に関連して日本の日立・東芝コンソーシアムを交渉相手に選定した。

10日 ■韓日議連メンバーが訪日

 韓日議連の金鍾泌会長をはじめとするメンバーが日本を訪問、13日まで滞在し、橋本龍太郎行政改革担当相、宮沢喜一財務相、伊藤宗一郎・日韓議連会長らと会談する。