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2002/09/13

<週間ダイジェスト>9月5日~9月11日

5日 ■脱北者15人、韓国へ

 中国外務省の孔泉報道官は、北京のドイツ人学校に駆け込んだ北朝鮮からの脱北者15人の処遇について、ドイツ政府と解決に合意したと発表。近く第3国経由で韓国に亡命する見通しだ。

6日 ■アジア大会聖火、北から南へ

 29日開幕する第14回アジア競技大会の聖火が北朝鮮から韓国側に伝達された。白頭山で採火された聖火は、99年世界陸上女子マラソンの金メダリスト、金性玉選手から韓国の禹炳澤・アジア大会執行委員長に手渡された。

7日 ■韓日議連が合同総会

 韓日議員連盟(金鍾泌会長)と日韓議員連盟(森喜朗会長)の合同総会が東京で開かれた。金鍾泌会長は、小泉純一郎首相の北朝鮮問題にふれ、「日朝間の良好な関係をつくり出し、アジアの平和構築に貢献することを期待する」と述べた。

8日 ■金剛山で赤十字トップ会談

 北朝鮮の金剛山で韓国赤十字社の徐英勲総裁と朝鮮赤十字会の張在彦委員長との南北赤十字トップ会談が初めて実現。すでに双方が基本合意している南北離散家族の面会所を金剛山に設置することや、韓国戦争時の行方不明者の生死・所在確認を行っていくとした合意書を発表した。

9日 ■台風被害に4兆ウオンの補正予算

 国会災害対策特別委員会は、膨大な被害が出た台風15号の対策費として4兆ウオンの補正予算を組むことを決めた。被害の復旧には7兆7000億ウオンかかるとみられ、不足分は災害対策予備費などで補う。

10日 ■「9・11」1周年でメッセージ

 金大中大統領は、米同時多発テロ1周年に際して、ブッシュ大統領にメッセージを送り、「悲劇的な事件で命を落とした罪なき犠牲者たちを哀悼するとともに、遺族や米国民に再度慰労の言葉を伝える」と述べ、テロ根絶に向け米国とともに努力していくと伝えた。

11日 ■鄭夢準氏が新党結成へ

 鄭夢準・大韓サッカー協会会長は、連合ニュースとの会見で、「大統領選挙まで残り時間が少なくなった。来月中旬までに新党を結成し、本格的な選挙戦の準備に入りたい」と明らかにした。