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2002/08/23

<週間ダイジェスト>8月15日~8月21日

15日 ■南北合同で解放祝う

 北朝鮮代表団が参加してソウルで「民族統一大会」が開かれ、光復節を祝った。北朝鮮代表団は116人で、高麗航空のチャーター機で韓国入り。統一旗を振りながら南北統一を訴えた。光復節で大規模な南北統一行事が行われたのは初めて。

16日 ■鄭夢準氏、新党結成を示唆

 鄭夢準氏が記者会見し、「新党結成の準備をしているが、政党というものは一人のリーダーシップで誕生するより、多くの同士が結集し、その総意を反映するのが望ましい」と述べ、来月初めにも大統領選挙への出馬を正式に宣言し、各政党・派閥の有志を集めて新党を結成する意向を示した。同氏は、新党結成に向け、朴槿惠議員や李仁済議員ら有力者と接触している。

17日 ■日本代表、平壌入り

 朝日赤十字会談に出席するため日本赤十字社の東浦洋・国際部長、佐藤重和・外務省アジア太平洋局審議官ら日本側代表が平壌入りした。会談は18・19の両日、人民文化宮殿で行われ、秋にも日本人配偶者の一時帰国を実施することで合意した。

18日 ■北から漁船で21人亡命

 韓国海洋警察庁は、仁川沖で漂流中の北朝鮮漁船(20㌧)を発見し、仁川に曳航した。乗船者は大人11人(うち女性3人)と子ども(うち女児4人)で、韓国に亡命するため前日、北朝鮮の平安北道を出港してきたという。

19日 ■金大統領が公務復帰

 肺炎の症状で入院し、光復節の記念式典も欠席するなど静養につとめていた金大中大統領が公務を再開した。金大統領は今春も体調を崩して入院しており、野党からは公務が続けられるかどうか、疑問視する声が高まっている。

20日 ■金総書記、ロシア入り

 北朝鮮の金正日総書記が特別列車でロシア国境のハサン駅に到着、プリコフスキー極東管区全権大使の出迎えを受けた。金総書記の訪ロは昨年夏に続き2年連続となる。23日にウラジオストクでプーチン大統領と首脳会談を行う予定。

21日 ■韓国艇、53日ぶり引き揚げ

 6月29日に西海(黄海)の南北交戦で撃沈された海軍高速艇、沈没から53日ぶりに引き揚げられ、水面に姿を現した。 軍当局は高速艇を平沢第2艦隊司令部に移し、精密検査を実施する。