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2002/08/16

<週間ダイジェスト>8月8日~8月14日

8日 ■補欠選挙で野党圧勝

 国会議員の補欠・再選挙の投開票が行われ、野党ハンナラ党が13議席中11議席を確保し圧勝した。与党民主党は全羅道の2議席にとどまり惨敗。金大中大統領の息子の不正事件などで国民の与党離れが進んだ。

9日 ■北がアジア大会参加通知

 北朝鮮のオリンピック委員会は、板門店を通じて釜山アジア大会組織委員会に書簡を送り、同大会への参加を正式に通知してきた。これを受け17日から金剛山で応援団の派遣や聖火の採火などについて南北実務者協議を行う。

10日 ■民主党が新党結成決議

 与党民主党のスポークスマンは、「不正腐敗と決別できず、国民の信頼を裏切ったことを反省する」と述べ、新党結成を正式に決議したと明らかにした。民主党は、盧武鉉氏に決まった大統領候補の見直しも含め、政界の立て直しを図る。

11日 ■北の代表ソウル入り

 9カ月ぶりとなる南北閣僚級会談に出席するため、北朝鮮代表団がソウル入りした。閣僚級会談は12日から3日間の日程で行われ、南北の鉄道・道路の連結、開場工業団地の建設、軍事当局者会談の開催などについて協議した。特に韓国側は、京義線の連結工事に早急に着手するよう北側に要請した。

12日 ■独島を国立公園に

 韓国政府当局は、韓国と日本が領有権を主張している独島(日本名・竹島)を国立公園に指定し、自然保護に努めると明らかにした。慶尚北道の鬱陵島を含む300平方㍍の地域を国立公園として、生態系と自然環境の保護を推進する。

13日 ■電力の補填を要求

 北朝鮮外務省スポークスマンは、KEDOのカートマン事務局長が「核査察を受け入れなければ、軽水炉の支援はできない」と述べたことに対し、「核査察の前に軽水炉建設の遅れで失われた電力を補償すべきだ」と述べた。

14日 ■金大統領、体調崩し安静

 朴仙淑・青瓦台(大統領府)スポークスマンは、金大中大統領が風邪をこじらせ気管支炎を併発、国軍ソウル地区病院に1日入院し、その後も治療を続けると発表。治療に専念するため15日の光復節式典は欠席すると明らかにした。