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2002/07/19

<週間ダイジェスト>7月11日~7月17日

11日 ■北朝鮮がARF参加

 インドネシアを公式訪問中の北朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長は、ブルネイで31日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に白南淳外相を派遣すると明らかにした。ARFには韓国も参加することから南北対話再開の可能性が出てきた。

12日 ■川口外相が訪韓

 川口順子外相が韓国を訪問し、金大中大統領を表敬したあと、崔成泓・外交通商部長官と会談した。両外相は、先日起きた黄海での南北銃撃戦で韓半島の緊張が高まることを回避すべきとの認識で一致、韓米日が連携して北朝鮮との対話路線を引き続き進めていくことで合意した。

13日 ■北の住民3人が韓国へ

 聯合ニュースは、北京の韓国大使館に先月24日から相次いで駆け込んだ北朝鮮の住民3人が第3国経由で韓国に亡命するため中国を出国した。7月11日にも同大使館に北の住民1人が駆け込み、現在も大使館に保護されている。

14日 ■リビアと北朝鮮が協力拡大

 金永南・最高人民会議常任委員長を代表とする北朝鮮の使節団がリビアを訪問、シャルガム対外連絡・国際協力書記(外相)と会談し、両国の経済協力を拡大していくことに合意した。専門家の派遣など人的交流も進める。

15日 ■新総理を認めず

 野党ハンナラ党は、内閣改造で新たに国務総理代理に就任した張裳氏が総理の職務権限を行使するのは憲法違反だとして政府に公務停止を要求した。ハンナラ党は「総理は国会の承認を得て大統領が任命する」と規定してある憲法に抵触すると主張。

16日 ■ロシア外相が南北訪問へ

 青瓦台(大統領府)スポークスマンは、ロシアのイワノフ外相が今月26日から28日まで韓国を訪問、その後、北朝鮮を訪れると発表した。北朝鮮の朝鮮中央放送も、イワノフ外相の訪朝を伝えた。

17日 ■第54回制憲節を祝う

 国会は、国会議事堂で第54回制憲節(憲法記念日)の記念式典を行った。朴寛用・国会議長、崔鍾泳大法院長、張裳・国務総理代理、民主党の韓和甲代表、ハンナラ党の徐清源代表らが出席。