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2002/04/26

<週間ダイジェスト>4月18日~4月24日

18日 ■北に肥料20万㌧を支援

 政府は、丁世鉉・統一部長官主宰の南北交流協力推進協議会を開き、北朝鮮に肥料20万㌧を支援するため南北協力基金から660億ウオンを拠出することを承認した。また、今月末の離散家族再会事業に7億8000万ウオンを支援することを決めた。

19日 ■次期戦闘機は米F15Kに

 国防部は、次期戦闘機の導入問題に関し、米ボーイング社のF15Kを40機導入することを最終確定したと発表した。3月の1次審査でF15Kとフランスの「ラファエル」の2機種に絞り込んでいたが、米側の強い要請でF15Kに決定した。

20日 ■韓日中の環境相が会談

 韓国、日本、中国の環境大臣がソウルで会談し、東アジアの環境保全対策について意見を交換した。金明子・環境部長官は、年々韓国で被害が深刻になっている中国の黄砂現象について3カ国が協力体制をつくることを提案、各国が調査データなど情報を共有し、黄砂の原因や移動、人体への影響などを共同研究していくことに合意した。

21日 ■盧武鉉候補が独走

 与党・新千年民主党の大統領候補選が京畿道で行われ、若手改革派の鄭東泳候補が54・5%を確保し初めて1位となった。累計では盧武鉉候補が73・3%を確保し、独走体制を築いている。有力候補だった李仁済顧問が辞退したため、盧候補の勝利が確定した。

22日 ■靖国参拝で日本に抗議

 崔成泓・外務部長官は、小泉純一郎首相が靖国神社に参拝したことに関し、寺田輝介・駐韓日本大使を呼んで遺憾の意を伝え強く抗議した。崔大使は、「W杯は国際社会から託された韓日の共同作業であり、成功させなければならない」と述べ、首相の靖国参拝が及ぼす影響に懸念を表明した。

23日 ■朴槿惠議員が新党結成へ

 ハンナラ党を離党した朴槿惠議員は、新党「韓国未来連合」の旗揚げに向け、26日にソウルの63ビルで発起人大会を開くと明らかにした。新党発起人には鄭光謨・韓国消費者連盟会長、金光雄・淑明大学教授ら38人が名を連ねている。

24日 ■李会昌候補がトップ独走

 野党ハンナラ党の大統領候補を選出する党内選挙の第5回選挙が大邱市で行われ、李会昌・前総裁が1位となった。李前総裁は4回の選挙でいずれも高い支持を得ており、累計得票数は79・2%でトップを独走している。