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2002/04/05

<週間ダイジェスト>3月28日~4月3日

28日 ■インドネシア大統領が訪朝

 インドネシアのメガワティ大統領が北朝鮮を公式訪問するため専用機で平壌入りした。メガワティ大統領は金永南・最高人民会議常任委員長と会談し、二重課税防止協定の締結など両国の経済交流拡大に合意した。また金正日総書紀に金大中大統領の新書を手渡し、韓米日との対話再開を促した。

29日 ■在韓米軍基地を返還

 韓米両政府は、在韓米軍基地の整理・統合に合意し、協定に署名した。これによって、米国は2万4900ヘクタールにおよぶ米軍基地の約半分に当たる1万3500ヘクタールの2011年までに段階的に返還する。また、現在41カ所にある米軍基地は23カ所に統合される。

30日 ■金総書記、南北対話に前向き

 金大中大統領は、北朝鮮訪問を終えたインドネシアのメガワティ大統領から金正日総書記との会談の内容報告を受けた。メガワティ大統領は、金総書記が金大統領の親書を受け取り、「韓国側との対話を希望している」述べ、金大統領によろしく伝えてほしいと言ったと明らかにした。

31日 ■与党大統領候補選し烈

 与党民主党の大統領候補を決める指名選挙は、全羅南道で8回目の投票が行われ、盧武鉉顧問が李仁済顧問を僅差でかわし、1位となった。通算の得票は李仁済氏5012票、盧武鉉氏4613票、鄭東泳氏1322票で、李氏と盧氏のし烈な争いが続いている。

1日 ■金大統領、車いすで執務

 青瓦台(大統領府)スポークスマンは、金大中大統領が左の太ももの筋肉を痛め、しばらく車いすで外出すると発表。起床の際にひねったのが原因で、全治1週間。金大統領は、予定されている会議や行事には通常どおり出席するという。

2日 ■北朝鮮が豪に大使館設置へ

 オーストラリアの外務省スポークスマンは、北朝鮮の外交官二人が3月から同国に滞在し、首都キャンベラで大使館の開設準備を進めていると明らかにした。北朝鮮とオーストラリアは2000年5月に国交を樹立している。

3日 ■米国との対話に前向き

 朝鮮中央通信は、北朝鮮が米国との対話を再開しし、中断している韓半島エネルギー機構(KEDO)との協議に応じる用意があると伝えた。また、朴吉淵・国連大使が米国のプリチャード韓半島和平担当特使らとニューヨークで接触したと明かした。