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2002/03/15

<週間ダイジェスト>3月7日~3月13日

7日 ■FIFA会長に立候補せず

 鄭夢準・国際サッカー連盟(FIFA)副会長(大韓サッカー協会会長)は、5月29日に行われるFIFAの会長選挙に立候補しない意向を明らかにした。これで、鄭副会長の韓国大統領選挙出馬の可能性が出てきた。これに伴い、会長選挙はブラッター現会長とハヤトウ・アフリカ連盟会長の一騎打ちになるもようだ。

8日 ■朴槿恵氏がハンナラ党離党

 故朴正煕大統領の長女で、ハンナラ党の副総裁を務めていた朴槿恵氏が、同党を離党すると宣言。12月の大統領選挙をにらんで李寿成・元国務総理らと新党結成に原則合意した。これによって政界再編が避けられなくなった。

    ■韓日外相が初会談

 崔成泓・外務部長官は、就任後初めて日本を訪れ、川口順子外相と韓日外相会談を行った。崔長官と川口外相は、未来志向の韓日関係構築に向け努力していくことを確認するとともに、サッカーW杯の成功に向け協力していくことで合意した。

9日 ■韓日農相が会談

 金東泰・農林部長官は、訪韓した武部勤・農林水産相と会談し、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(新ラウンド)での農産物開放問題などについて意見を交換した。金長官と武部大臣は、農業の多面的機能などで認識を同じくし、 新ラウンドで両国が協調していくことを確認した。

10日 ■与党、大統領候補選スタート

 与党・新千年民主党は、12月に行われる大統領選挙の党公認候補を選ぶ党内選挙をスタート。皮切りとなった済州道では、韓和甲常任顧問が26・1%の得票率で李仁済顧問を抑えてトップに立ち、蔚山では盧武鉉顧問が1位となった。済州・蔚山を合わせた得票率では盧武鉉顧問が得票率25%でトップ、2位李仁済顧問(23%)、3位金重権顧問(20%)。

11日 ■李会昌総裁が小泉首相と会談

 日本を訪れているハンナラ党の李会昌総裁は、首相官邸で小泉純一郎首相と会談、「韓日関係はとても重要だ」と強調した。また、東京の日本記者クラブで講演し、北朝鮮に対する「太陽政策」について、▽相互主義▽透明性と国民の合意▽検証――の3原則が必要だと述べた。

12日 ■金雲龍会長が辞任

 大韓体育会と韓国オリンピック委員会の会長を務める金雲龍・国際オリンピック委員会委員が両会長職を辞任すると明らかにした。後任が決定するまで、金正幸・大韓体育会副会長が両会長代行を務める。

13日 ■韓米合同演習を非難

 北朝鮮の労働党機関紙・労働新聞は、21日から27日まで韓国で行われる韓米合同軍事演習について論評し、「わが国に対する露骨な挑戦であり、事実上の宣戦布告である」と非難した。