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2003/03/28

<週間ダイジェスト>3月20日~3月26日

20日 ■国民向け演説で米支持表明

 盧武鉉大統領は、米のイラク攻撃が始まったことを受け、国民に向けてテレビ演説、「国際社会の動向と韓米同盟関係の重要性を勘案し、米を支持するのが最も国益に叶う」と述べ、米のイラク攻撃を支持する立場を表明した。

21日 ■EUが韓日欧会談提案

 欧州連合(EU)首脳会議がブリュッセルで開かれ、北朝鮮の核問題の解決に向け韓国と日本の外相を招いて協議することを議長総括で採択した。

22日 ■北が南北経済協議延期

 朝鮮中央通信は、韓国がイラク戦争で米を支持し、北朝鮮への警戒体制を強めていると非難、26日から平壌で予定されている南北経済協力実務協議を延期すると発表した。

23日 ■民主党代表が辞任

 与党民主党の韓和甲代表が電撃的に辞任した。民主党内では主流・非主流の対立が激化、新旧世代交代論が台頭し、韓代表は改革を要求する新世代から辞任を求められていた。

24日 ■北の脅威はないと強調

 盧武鉉大統領は、首席・秘書官会議で「イラクの次は北朝鮮だとの憶測が飛び交っているが、米当局者が北朝鮮問題を平和的に解決すると私に約束した」と述べ、国民の不安払拭に全力をあげるよう指示した。

25日 ■来年度予算110兆ウオン規模に

 政府は閣議を開き、来年度の予算を一般会計基準で今年度比6-7%増の118兆-110兆ウオン規模とすることを確定した。来年度の予算配分では北東アジア中心国家建設、女性の社会進出促進、高齢化対策などに重点を置く。

26日 ■北が最高人民会議

 朝鮮中央通信によると、平壌の万寿台議事堂で第10期第6回会議が開かれ、前年比14%増の2003年予算案を承認した。金正日総書記は出席しなかった。