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2003/03/07

<週間ダイジェスト>2月27日~3月5日

27日 ■北の核で中ロが共同宣言

 中国の新華社電によると、唐カセン外相と中国を訪問したロシアのロシュコフ外相が会談し、「韓半島の非核化と北朝鮮の核開発問題を平和的に解決することが地域の平和と国際社会の安定に不可欠だ」とする共同宣言文を発表した。

28日 ■韓日外相が電話会談

 27日に就任した尹永寛・外交通商部長寛は、川口順子外相と電話で会談し、北朝鮮問題について意見を交換した。尹長官は、「核問題解決には韓米日3国の連携が重要で、早期の懸案解決と、朝日関係が正常化し韓半島の平和に貢献することを期待する」と述べた。

1日 ■3・1節で国民集会

 植民地時代の1919年に起きた独立運動記念日「3・1節」にちなんで、各地で集会が相次いだ。ソウル市庁前で開かれたハンナラ党などが主催しソウル市庁前広場で開かれた集会には数万人の市民が参加し、「反金正日」「米軍撤収反対」を訴えた。また若者を中心とする市民団体は、米のイラク攻撃反対」を掲げ街頭行進した。

2日 ■北の戦闘機が米偵察機を牽制

 米国防総省によると、東海(日本海)上空を偵察飛行していた米軍機に北朝鮮のミグ戦闘機4機が急接近し、攻撃用レーダーを照射するなどして威嚇した。今回の異常接近は、米の監視強化に対する牽制とみられている。

3日 ■米大統領、対北軍事行動も

 米ブッシュ大統領は、マスコミとの会見で北朝鮮の核問題にふれ、「外交努力がうまくいかなければ、最後の手段として軍事行動もありえる」と述べた。

4日 ■韓米軍事演習始まる

 韓国軍と米軍の合同軍事演習「フォール・イーグル」がスタート。4月2日までの約1カ月間、江原道や京畿道で実戦を想定した訓練を実施する。これに対し、北朝鮮は「米軍の第2の朝鮮侵略」と非難している。

5日 ■全経連会長を聴取

 ソウル地検は、SKグループの背任および粉飾決算の疑いで全国経済人連合会(全経連)会長の孫吉丞・SKグループ会長の事情聴取を開始した。在宅起訴されるという見方が有力だ。