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2003/02/21

<週間ダイジェスト>2月13日~2月19日

13日 ■在韓米軍の削減示唆

 ラムズフェルド米国防長官は、上院軍事委員会の公聴会で、「機動力向上などを条件に、在韓米軍の兵力削減を検討している」と明らかにした。また、盧武鉉政権発足後、2国間で協議する方針を示した。

14日 ■金大統領が国民に謝罪

 金大中大統領は、北朝鮮への不正送金疑惑と関連して記者会見し、「国民に心配をかけてほんとうに申し訳ない」と謝罪した。金大統領は、「すべての責任は私が負う」としながらも、「法的な責任追及は国益のために望ましくない」と国民に理解を求めた。

15日 ■南北結ぶ臨時道路が開通

 南北の非武装地帯(DMZ)を縦断する臨時道路が開通した。金剛山観光の陸路ルート開設のために実現したもので、韓国戦争の休戦協定締結以来、半世紀ぶりに南北が陸路でつながった。

16日 ■金正日総書記、61歳の誕生日

 金正日総書記が61歳の誕生日を迎え、北朝鮮では国を挙げて祝賀行事が行われた。平壌体育館では朝鮮少年団の全国連合団体大会が開かれ、金総書記の誕生日を祝った。

17日 ■米、北朝鮮に対し制裁検討

 ニューヨーク・タイムズは、米政府が、北朝鮮に対しミサイルなどの武器輸出や在日朝鮮人の送金を禁じる制裁措置を検討していると報じた。これに対し、北朝鮮は「制裁するなら休戦協定を破棄する」と反発している。

18日 ■脱北者が北京日本学校に駆け込み

 北朝鮮の脱北者4人が、北京の日本人学校に駆け込み、日本への亡命を訴えた。3人は母と子で、もう一人は学生とみられる。日本大使館の領事部が身柄を保護し、身元確認など事情聴取を行っている。

19日 ■大統領就任式を簡素化

 大統領職引き継ぎ委員会は、大邱の地下鉄火災で多くの犠牲者が出たことから、25日に行われる盧武鉉・新大統領の就任式を簡素化すると発表した。宣誓式を中心とし、歌や舞踊などの祝賀行事をとりやめる。