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2003/02/07

<週間ダイジェスト>1月30日~2月5日

30日 ■米大統領の一般教書演説非難

 北朝鮮の外務省スポークスマンは、ブッシュ米大統領の一般教書演説に関連して声明を発表、「われわれを中傷し挑発する内容で、わが国の制度を転覆させようという露骨な侵略宣言だ」と非難した。

31日 ■北が核燃料棒を移動

 ニューヨークタイムズなどの米メディアは、米国の偵察衛星が北朝鮮の寧辺で核燃料棒8000本を移動している光景をキャッチしたと報じた。米当局は、寧辺の原子炉を稼働するための措置と分析している。

1日 ■旧正月の祝賀行事復活

 平壌発の新華社電は、北朝鮮で旧正月を祝う行事が復活したと伝えた。市内では盛大な祝賀行事が行われ、メディアもこぞって旧正月の歴史や習慣を紹介しているという。旧正月行事の復活は金正日総書記の指示で、沈滞している社会の活性化がねらいとみられている。

2日 ■シャトル事故に弔電

 金大中大統領は、7人の宇宙飛行士が死亡したスペースシャトル事故に関し、ブッシュ米大統領に弔電を送り、「衝撃と悲しみを禁じえない」と哀悼の意を伝えた。さらに「乗務員の犠牲は決して無駄になるものではなく、宇宙に向けた米国民の絶え間ない挑戦の礎石になるだろう」と犠牲者をたたえた。

3日 ■北送金疑惑は国会で解明

 盧武鉉・次期大統領は、大統領職引継ぎ委員会の全体会議で、北朝鮮への2235億ウオンの不正送金疑惑についてふれ、「真相解明は外交的影響や国益を考慮して慎重に行う必要があり、国会で審議すべきだ」と述べた。

4日 ■盧次期大統領特使が訪米

 民主党の鄭大哲議員が盧武鉉・次期大統領の特使として米国を訪問、ラムズフェルト国防長官と会談した。鄭特使とラムズフェルト長官は、北朝鮮の核開発問題などについて協議し、政権交代後も韓米間の協調関係を維持していくことを確認した。

5日 ■株価操作で鄭夢準氏を聴取

 ソウル地検は、現代電子産業(現ハイニックス半導体)の株価操作問題で国民統合21の鄭夢準代表(現代重工業会長)に任意出頭を求め、事情聴取を行った。