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2004/12/03

<週間ダイジェスト>11月25日~12月1日

1日 ■盧大統領が欧州歴訪
 
 ASEAN+3(韓日中)首脳会議を終えた盧武鉉大統領は、欧州3カ国歴訪の旅に出発、最初の訪問先である英国に到着した。盧大統領は2日、ブレア首相と首脳会談を行い、エリザベス女王を表敬訪問する。

30日 ■中国が北に核担当大使派遣 

 中国外務省は、寧賦魁・韓半島核問題担当大使を北朝鮮に派遣したと明らかにした。寧大使は、北朝鮮の金桂寛・外務次官や李根・外務省米州副局長らと会い、6者協議への参加を促した。北側は、6者協議の継続に同意したという。

29日 ■東京で韓日・日韓議員連盟総会 

 韓日・日韓議員連盟は、東京で合同総会を開き、北朝鮮の核問題や韓日自由貿易協定(FTA)締結問題など両国の懸案事項について協議した。総会には韓国側から文喜相会長、権哲賢幹事長ら与野党議員約40人、日本側から森喜朗会長、額賀福志郎幹事長ら約50人が出席した。

28日 ■文科相の歴史教科書発言非難 

 中山成彬・文部科学相が歴史教科書に関し、「従軍慰安婦などの記述が減ってきたのはよかった」と発言した問題で、東亜日報、ハンギョレ新聞など韓国のマスコミは一斉に「妄言」と非難した。KBSなどのテレビも日本の「右傾化」を憂慮する報道を行った。

27日 ■韓日中外相が会談 

 ASEAN(東南アジア諸国連合)外相会議に出席するためラオスのビエンチャンを訪れた潘基文・外交通商部長官は、日本の町村信孝外相、中国の李肇星外交部長と3者会談を行い、北朝鮮の核問題について協議した。3外相は、3カ国が緊密に連携し、6カ国協議を早期に実現できるよう協力を強化していくことを確認した。

26日 ■韓日学生が政治討論会 

 中央選挙管理委員会は、大学生の政治参加を促すため、ソウルの選挙研修院で韓日学生交流討論会を開いた。明知大学政治外交学科の50人と立教大学社会学部の15人が参加し、両国の選挙制度や政治体制の違い、今後の政治参加について活発に意見を交換した。

25日 ■核疑惑で安保理付託見送り 

 国際原子力機関(IAEA)は、定期理事会を開き、韓国が過去にIAEAに未申告で核実験をしていた問題で、国連安全保障理事会に付託しないことを決めた。エルバラダイ事務局長は、「査察の結果、韓国の未申告の活動はすべて打ち切られた」と報告した。