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2004/11/05

<週間ダイジェスト>10月28日~11月3日

10日 ■空転の国会が正常化 

 李ヘチャン・国務総理の野党ハンナラ党を「貶める発言」で空転が続いていた国会は、李総理が謝罪を表明したことから14日ぶりに正常化した。これを受け、与野党の院内代表は直ちに質疑の再開と予算審議に着手。

9日 ■第3回朝日協議始まる 

 第3回朝日実務者協議が平壌で始まった。協議は12日まで開かれ、焦点となっている拉致被害者10人の消息について話し合う。日本側は藪中三十二・アジア大洋州局長を団長に過去最大の20人を派遣、核問題についても協議する。

8日 ■駐イラク大使に張基浩氏 

 外交官歴30年の張基浩(59)・前駐カナダ大使が新しい駐イラク大使に内定した。次官クラスの駐イラク大使起用は、破格の抜てき。張次期大使はイラク政府からアグレマンを受けた後、12月初旬に赴任する予定。任洪宰・駐イラク大使は1年間の任期を終え、11月末ごろ帰国する。

7日 ■IAEAの3回目の査察終了 

 ウラン濃縮やプルトニウム抽出実験と関連し、国際原子力機関(IAEA)の第3回調査が終了した。IAEAは5人の専門家を派遣し、大田の韓国原子力研究所やソウルの研究用原子炉などを査察した。

6日 ■韓日外相が会談 

 潘基文・外交通商部長官は、就任以来初めて韓国を訪れた町村信孝外相と会談し、北朝鮮の核問題の解決に向けた6カ国協議を年内に再開するため、両国が協力していくことで一致した。さらに、11月末で期限切れとなる北での軽水炉事業凍結を1年延長することで合意した。鄭東泳・統一部長官も町村外相と会い、北朝鮮問題で意見を交換した。

5日 ■盧武鉉大統領、ラジオ番組に出演 

 盧武鉉大統領は、MBCラジオの「女性時代」に出演し、最近の経済や社会状況について2時間に渡って見解を述べた。その中で盧大統領は、「韓国は決して亡びない。どの国よりも速いスピードで成長するだろう。心配しなくていい」と繰り返し、自信を持つよう呼びかけた。

4日 ■ブッシュ大統領に祝電 

 盧武鉉大統領は、米大統領選挙の結果が確定すると同時に、ブッシュ大統領に祝電を送り、「両国が韓半島の平和と安定はもちろん、人類の平和と繁栄のためにともに努力することを期待する」と述べた。一方、金鍾民・青瓦台(大統領府)スポークスマンは、「韓国政府はブッシュ大統領の再選を心より歓迎する」とするコメントを発表した。