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2004/09/10

<週間ダイジェスト>9月2日~9月8日

8日 ■親日真相究明法改正案を上程
 
 与党ウリ党が、親日真相究明法改正案を国会・行政自治委員会に上程した。朴映宣・院内副代表は、「ハンナラ党が反対しているが、今国会で必ず処理したい」と述べている。ウリ党は、今年3月国会で可決された親日真相究明法制定案が発効する23日以前に国会本会議で処理する方針だ。

7日 ■森元首相が10月に訪韓

 10月にソウルで開催される第5回世界知識フォーラムに出席するため、森喜朗元首相が訪韓することが明らかになった。森元首相は毎日経済新聞に対し、「日朝間の懸案事項が解決し国交正常化が実現すれば、東北アジア全体の平和に貢献できる」と語った。

6日 ■脱北者5000人超す 

 国会の統一外交通商委員会は、分断以後、昨年末までに北朝鮮を脱出し、国内に入国した脱北者は計4147人に達したと発表した。今年に入って8月末までに入国した脱北者は1399にのぼり、これを加えると、韓国入りした脱北者は5546人になる。脱北者は87年まで607人にすぎなかったが、2002年から1000人を超え、昨年は1281人に増えている。

5日 ■国家保安法は廃止すべき 

 盧武鉉大統領は、MBCのテレビ番組に出演し、「国家保安法は独裁時代の遺物であり、廃棄して博物館に送るのがよい」と述べ、廃止する意向を表明した。これに対して野党ハンナラ党は、「同法の必要性を認めた憲法裁判所の判断を否定するものだ」と反発している。

4日 ■北朝鮮・EUが初のワークショップ 

 経済改革をテーマにした北朝鮮と欧州連合(EU)の大規模なワークショップが初めて平壌で開かれた。北朝鮮外交部が主催し、欧州委員会とフリードリヒ・ナウマン財団が協力、計画経済から市場経済に移行するための課題などについて協議した。

3日 ■ソウル、釜山にカジノ新設へ 

 文化観光部は、年内に外国人専用カジノの新設を許可すると発表した。これに伴い2005年下期からソウル2カ所、釜山1カ所でカジノの営業が開始される。現在、13カ所にカジノがあるが、ソウルと釜山には1カ所しかなく、増やしてほしいという要望が多かった。

2日 ■韓国でウラン濃縮実験 

 国際原子力機関(IAEA)は、韓国政府から2000年に大田の韓国原子力研究所でウラン濃縮実験を行い、0・2㌘の高濃縮ウランの抽出に成功したとの報告を受けたと発表。韓国に査察団を派遣し、事実関係の究明に着手した。