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2004/06/04

<週間ダイジェスト>5月27日~6月2日

2日 ■平壌で南北経済協力推進委 

 金光琳・財政経済部次官を委員長とする韓国側代表団が中国の瀋陽経由で北朝鮮の順安空港に到着、南北経済協力推進委員会第9回会議が始まった。5日までの日程で、開城工業団地の運営問題など、南北の懸案事項について協議する。

1日 ■駐韓米大使がソウル大で講演 

 トーマス・ハバード駐韓米国大使がソウル大学で初めて講演した。ハバード大使は、「韓国軍のイラク派兵はイラク人の主権回復と平和に重要な役割を果たすだろう」と述べ、韓国軍のイラク派遣を評価。また、「在韓米軍の再編問題について、米軍は韓国国民に迷惑をかけない場所に移動する」と説明した。

31日 ■脱北者6人がドイツ人学校に駆け込み 

 脱北者6人が北京のドイツ人学校に駆け込み、亡命を求めている。駆け込んだのは20代の男性5人と女性一人。このうち男性一人は脱北者と認定できず、追い返された。この男性は今年2月にも同校に駆け込んだが、亡命に失敗した。

30日 ■第17代国会がスタート 

 16年ぶりに「与大野小」となった第17代国会がスタートした。第17代国会は新人議員が全議席(299人)の62・5%(187人)を占め、急激な世代交代が進んだことと、「3金」(金大中、金泳三、金鍾泌)の影響力がなくなった初の国会として注目を集めている。

29日 ■盧大統領、小泉訪朝を評価 

 盧武鉉大統領は、訪韓した川口順子外相の表敬訪問を受け、「小泉純一郎首相の北朝鮮訪問はすばらしい決断だった」と高く評価した。これに先立ち、川口外相は潘基文・外交通商部長官と会談し、意見を交換した。

28日 ■中国、韓国人の死刑執行 

 外交通商部は、中国政府が韓国人死刑囚(64)に対する刑を執行したと発表した。この死刑囚は、中国在住の同胞を殺害した容疑で死刑の宣告を受けていた。中国が韓国人に対して死刑を執行したのは2001年9月以来2例目。

27日 ■北朝鮮にハッキング部隊 

 宋泳勤・国軍機務司令官(陸軍准将)は、国防情報保護会議で、「北朝鮮は金正日総書記の指示で精鋭ハッキング部隊を組織し、韓国の国家機関と研究機関の情報を収集するなど、サイバーテロ能力を強化している」と明らかにした。北朝鮮のハッキング部隊の存在に言及したのは初めて。