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2004/01/16

<週間ダイジェスト>1月8日~1月14日

8日 ■韓・チリFTA批准できず

 国会は本会議でチリとの自由貿易協定(FTA)批准同意案の採択をめざしたが、農村出身議員らの妨害で処理できなかった。朴寛用議長は、2月9日に再度採択すると宣言した。

9日 ■金雲龍・IOC副会長が議員辞職

 金雲龍・国際オリンピック委員会(IOC)副会長は、北朝鮮への資金提供疑惑などで物議をかもした責任をとり、議員を辞職すると明らかにした。また、世界テコンドー連盟総裁も辞任。

10日 ■国会議員8人に逮捕状

 最高検察庁は、昨年末の大統領選挙時の不正資金疑惑と関連し、政治資金法違反と横領、収賄の疑いでウリ党の鄭大哲議員、ハンナラ党の金栄馬日議員ら8人の逮捕状を請求した。

11日 ■ウリ党議長に鄭東泳氏

 与党ウリ党は、ソウルのオリンピック競技場で全党大会を開き、議長(党代表)に鄭東泳議員(51)を選出した。また、党常任中央委員に辛基南、李富栄、金正吉(元行政自治部長官)、李美卿の各氏を選んだ。

12日 ■黒鉛減速炉の凍結表明

 北朝鮮の外務報道官は、第一段階の核凍結に対する補償として、テロ支援国リストからの除外、制裁措置の撤回、重油などエネルギー支援の3項目を要求。これに米が応じるならば、黒鉛減速炉を凍結する用意があると表明した。

13日 ■6者協議で韓米中が調整

 6者協議が難航している問題で、韓米日の当局者がワシントンで調整のための会合を開いた。韓国からは魏聖洛・北朝鮮核問題次席代表が参加が参加した。

14日 ■軽水炉機材の搬出協議

 北朝鮮の軽水炉建設事業中断をめぐって、機材の搬出問題を協議するため、韓半島エネルギー開発機構(KEDO)の職員と韓日政府の担当者が平壌入りした。北側は、機材の搬出を拒否している。