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2005/12/09

<週間ダイジェスト>12月1日~12月7日

7日■イラク駐留軍の延長決議 

 国会国防委員会は、政府が提出した韓国軍部隊のイラク駐留延長同意案を可決した。来年12月31日までイラク駐留を延長し、規模を現在の3200人から2300人に削減する内容の同案は8日または9日の国会本会議に上程される。

6日■韓・独の前大統領が会談

 金大中・前大統領が、韓国を訪れたドイツのワイツゼッカー前大統領と会談し、韓半島情勢などについて意見を交換した。金前大統領は、北朝鮮の人権問題について、「韓国の支援が人権改善に寄与する」と述べた。

5日■南北首脳会談に希望 

 来年8月にソウルで開かれる国際図書館連盟ソウル大会への参加を促すため北朝鮮を訪れていたウリ党の辛基南議員が帰国会見し、「北朝鮮側の対応は友好的なもので、南北首脳会談の開催に希望が持てる」と述べた。

4日■韓中日首脳会談を延期 

 青瓦台(大統領府)の金晩洙・報道官は、今月12日にマレーシアのクアラルンプールで開かれる東アジアサミットに合わせて行われる予定だった韓日中の首脳会談が見送りになったと発表した。金報道官は、「議長国の中国が、開催を延期すると外交チャンネルを通じて通報してきた」と明らかにした。

3日■北朝鮮が高熱入国者を隔離 

 朝鮮中央テレビによると、北朝鮮の保健当局が鳥インフルエンザの予防対策として体温が38度以上の入国者を隔離していると報じた。同テレビに出演した平壌検疫所の責任者が、「旅行者の表情、視診や問診で熱があったり健康状態に異常がある人物の体温を測り、38度以上の人は国家非常防疫委員会の措置によって隔離する対策を取っている」と述べた。

2日■宋旻淳代表が訪中

 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で韓国首席代表を務める宋旻淳・外交通商次官補が中国を訪問、北京で中国首席代表の武大偉外務次官と会談した。第5回協議以後の動きについて意見交換した。宋次官補は、米財務省の北朝鮮に対する金融制裁問題についてふれ、「共通の関心事項になっており、この問題の議論が必要だ」と述べた。

1日■平和指数46位にダウン 

 世界平和フォーラムは、韓国の「世界平和指数」が72・5点で、1年前の43位から46位に下がったと発表した。これについて同フォーラムは、イラク派兵、高句麗史をめぐる中国との論争、独島(日本名・竹島)と過去の歴史関連で生じた日本との関係悪化が原因だと分析している。