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2005/11/25

<週間ダイジェスト>11月17日~11月23日

23日■開城で南北経協委 

 韓国と北朝鮮の経済協力問題を話し合う第12回南北経済協力推進委員会(経協委)の実務者協議が開城の南北経済協力協議事務所で開かれた。双方は軽工業の原資材提供や地下資源の共同開発、鉄道・道路、臨津江の水害防止など懸案事項について協議した。

22日■韓日国会議員がネットで討論 

 韓日の与野党国会議員8人が、延世大と慶応大をインターネットで結んだ遠隔画像システムを使って初の討論会を行った。日本側から山本一太議員(自民党)、枝野幸男議員(民主党)ら、韓国側から宋永吉議員(ウリ党)、朴振議員(ハンナラ党)らが出席。小泉首相の靖国参拝などで激論を戦わせた。

21日■李ヘチャン・総理が中東歴訪 

 李ヘチャン・首相が、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、サウジアラビア、オマーンの中東5カ国の公式訪問に出発した。12日間の日程で産油国をめぐり、友好親善関係の強化とエネルギー、建設、情報技術(IT)分野での交流拡大を図る。最初の訪問国UAEでは、航空協定に調印するほか、現地在住の韓国人らと懇談する。

20日■湖南大学総長が自殺 

 聯合ニュースによると、午後8時20分ごろ、光州市のアパートで、李秀一・湖南大学総長(63)がベランダの洗濯物で首をつって死んでいるのが見つかった。李総長は金大中政権時代に国家情報院の第2次長を務めていたことから、前政権による盗聴事件で検察から任意の取り調べを受けていた。

19日■ブッシュ大統領、米軍基地を訪問 

 ブッシュ米大統領は、釜山で開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に出席後、ソウル南方の在韓米軍烏山基地を訪問、兵士を激励した。ブッシュ大統領は、「在韓米軍の削減が、米国の対テロ戦に大きく役立つ」と述べた。

18日■イラクから段階的に撤収 

 与党ウリ党との政策協議で韓国軍部隊の一部を撤収させると報告した。それによると、駐留部隊を来年上半期から段階的に撤収させ、現在の3200人を約1000人削減する。ただし、派兵期間を2006年末まで1年間延長する方針だ。

17日■北朝鮮人権非難決議案、国連総会委員会で採択 

 欧州連合(EU)と日米などが提出した北朝鮮の人権状況を非難する国連総会決議案が第3委員会(人権)で賛成84、反対22、棄権62で採択された。決議案は「外国人拉致問題」にもふれている。っている。韓国は「独自に努力する」として棄権、中国は「人権を政治化させる」として反対に回った。