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2005/09/30

<週間ダイジェスト>9月22日~9月28日

 22日■韓日首脳が電話会談 

 盧武鉉大統領は、6カ国協議で北朝鮮の核放棄をうたった共同声明が採択されたことを受けて小泉純一郎首相と電話で会談し、今後も対北朝鮮政策で共同歩調をとることを確認した。盧大統領は、「小泉首相が朝日国交正常化に強い意欲を示していることを高く評価する」と述べた。

 23日■北にAPEC参加要請 

 統一部は、北朝鮮に対し、11月に釜山で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に金永南・最高人民会議常任委員長の参加を呼びかけたと明らかにした。これに対する北朝鮮側からの反応はまだないという。

 24日■ステレス機の開発に着手 

 聯合ニュースは、韓国国防部がレーダーに補足されにくく、遠隔操作で攻撃できるステルス無人戦闘機の開発に着手したと報じた。現在、機体の材料やレーダーの電波を吸収する特殊塗料の研究を進めており、2020年の完成をめざす。

 25日■北朝鮮がNGOの出国通達 

 米自由アジアラジオ放送局(RFA)によると、北朝鮮当局が北朝鮮で食糧・医療支援などの活動を行っている外国の非政府組織(NGO)メンバーに対し、年末までに出国するよう通達した。北朝鮮人民がNGO活動を引き継ぐことは許可するとしており、外国人の排斥が目的とみられている。

 26日■政府高官の韓日対話促進 

 外交通商部の李赫・アジア太平洋局長が日本を訪れ、佐々江賢一郎・アジア大洋州局長と会談した。両局長は、独島(日本名・竹島)問題で延期されている潘基文・外交通商部長官の早期訪日で合意したほか、外務次官級の対話再開を確認した。

 27日■国連が北に人権改善勧告 

 国連が北朝鮮の人権状況に関する報告書を発表し、北朝鮮に5項目の改善勧告を行った。この中で国連は、日本人拉致被害者問題を取り上げ、被害者の安否について日本側に迅速に回答するよう求めている。同報告書は10月3日から始まる国連総会第3委員会で審議される。

 28日■ソウル奪還55周年で記念式典 

 6・25韓国戦争で、北朝鮮軍に奪われた首都ソウルの奪還から55周年を祝う記念式典が、ソウル・景福宮前の光化門広場で行われ、参戦兵士や米軍将兵らが参加した。1950年9月28日にソウルに進駐し、中央庁の屋上に太極旗を掲げた海兵隊が主催した。