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2005/09/23

<週間ダイジェスト>9月15日~9月21日

 21日■韓国の格付け修正保留 

 米信用評価会社ムーディーズは、6カ国協議で北朝鮮が核の全面放棄を約束したことと関連し、「韓国の国家格付けの見直しを検討したが、格上げを保留する」と発表した。その理由についてムーディーズは、北朝鮮が核の放棄は軽水炉が先だと発言し、共同声明の履行が不透明なためとしている。

 20日■在韓米軍司令官にベル大将 

 在韓米軍司令部は、ブッシュ米大統領が、新任の在韓米軍司令官にバーウェル・ベル大将を任命したと発表した。ベル大将は、2002年から欧州駐留米陸軍の司令官として勤務している。

 19日■米がマッカーサー像の譲渡要請 

 韓国でマッカーサー将軍の銅像撤去運動が起きていることに対し、米下院国際関係委員会のヘンリー・ハイド委員長ら下院議員5人が、在韓米大使館を通じて「米国に銅像を譲渡してほしい」と要請する書簡を盧武鉉大統領に伝達した。

 18日■WFP、北への食糧支援中止へ 

 中国を訪問している世界食糧計画(WFP)のレーガン北朝鮮担当代表は、「北朝鮮の要請に応じ、来年1月から食糧支援を中断する」と明らかにした。レーガン代表は、「北朝鮮は依然として食糧が不足しており、飢えている住民が多いが、北朝鮮当局者はWFP以外から食糧を調達できると話している」語り、韓国と中国から支援を受けるのではないかと付け加えた。

 17日■韓日外相が国連で会談 

 潘基文・外交通商部長官は、ニューヨークの国連本部で町村信孝外相と会談し、大詰めを迎えた6カ国協議について意見を交換した。この席で町村外相は、愛知万博期間中に限定して実施している韓国人の短期滞在ビザ(90日)免除を来年2月まで延長する考えを潘長官に伝えた。

 16日■次回閣僚級会談は済州道で 

 平壌で開かれていた第16回南北閣僚級会談は、11月に今年2回目の離散家族再会行事を行うことや韓国戦争時の行方不明者の生死確認作業の継続など6項目の共同報道文を発表して閉幕した。次回の会談は12月13日から済州道で開催することに合意した。

 15日■大統領の支持率過去最低 

 韓国社会世論研究所の世論調査によると、盧武鉉大統領を「評価する」と答えた人は20・6%に低下、「評価しない」が60・8%に達し、支持率は過去最低だった昨年11月の21・8%を下回った。政党支持率は与党ウリ党が16・3%、野党ハンナラ党が30%となっている。