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2005/07/22

<週間ダイジェスト>7月14日~20日

20日 ■板門店で南北将官級軍事会談 

 第3回南北将官級軍事会談が板門店の「平和の家」で行われた。韓国側から文ソンムク大佐、北朝鮮側から柳ヨンチョル大佐らが出席し、昨年6月に合意した軍事境界線付近の宣伝物除去などの問題を協議した。

19日 ■森幕僚長が訪韓
 
 日本防衛庁の森勉・陸上幕僚長(58)が金章洙・陸軍参謀総長の招きで韓国を訪れ、鶏竜台・陸軍本部を視察した。金参謀総長と森幕僚長は、両国陸軍の軍事協力強化と交流拡大について協議したほか、北朝鮮の核問題、イラク情勢などについて意見を交換した。

18日 ■パウエル・米前国務長官が訪韓 

 パウエル・前米国務長官が全国経済人連合会(全経連)の招きで韓国を訪れた。パウエル前長官は、青瓦台(大統領府)に盧武鉉大統領を表敬訪問し、「私の在任中、韓国が在韓米軍の削減やイラク派兵という困難な決定を下したことに感謝したい」と述べた。

17日 ■制憲節の記念式低調 

 57回制憲節(憲法記念日)記念式典が国会の主催で開かれたが、出席した国会議員は与党ウリ党の文喜相議長、丁世均・院内代表、野党ハンナラ党の朴槿恵代表、任太煕・院内首席副代表らわずか20人余りで、盛り上がりに欠けた。制憲節は来年から祝日でなくなる。

16日 ■南北外相会談が実現へ
 
 外交通商部は、今月28日にラオスで開かれるASEAN地域フォーラム(ARF)会議に潘基文長官が出席すると発表。北朝鮮の白南淳外相もARFへの参加を予定していることから、南北外相会談が実現する見通しだ。

15日 ■北朝鮮、WTO参加に前向き 

 北朝鮮を訪問していた欧州議会代表団がソウル市内で記者会見し、北朝鮮の国家計画委員会の金光麟委員長が、「WTOにオブザーバー資格で参加するため、WTO事務局と接触を図っている」と述べたという。北朝鮮がWTOへの参加に意欲を示したのは初めて。

14日 ■韓日米代表がソウルで会合 

 北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の韓日米首席代表がソウルで会合を開き、7月26日に北京で開かれる第4回協議で具体的な進展を引き出すために緊密に連携していくことを確認した。この席で韓国は、北朝鮮が核放棄に応じれば、韓国が単独で電力を供給すると提案したことについて説明、日米ともこれを評価した。