ここから本文です

2005/07/01

<週間ダイジェスト>6月23日~6月29日

29日 ■鄭東泳・統一部長官が訪米

 鄭東泳・統一部長官が米国訪問の旅に出発した。先ごろ北朝鮮を訪問し、金正日総書記と会談した内容と南北閣僚級会談の結果をライス国務長官ら米国政府関係者に伝え、韓国政府の立場を説明するのが目的で、7月3日まで滞在する。

28日 ■国防長官の解任に反対

 盧武鉉大統領は軍兵舎で起きた銃乱射事件と関連して野党ハンナラ党が尹光雄・国防部長官の解任決議案を国会に提出したことに対し、「解任建議が政治的に乱用されれば、安定した国政運営を行うことができなくなる」と反論した。盧大統領は、辞表を提出した尹長官を慰留する意思を示している。

27日 ■金雲竜被告を仮釈放

 法務部は、公金横領などで有罪判決を受け、服役中の金雲竜・前国際オリンピック委員会(IOC)副会長(74)を仮釈放すると発表した。金被告は、世界テコンドー連盟などの公金38億4000万円を横領した疑いで起訴され、今年1月に懲役2年が確定、収監されていた。

25日 ■韓国戦争55周年で追悼式

 韓国戦争勃発から55周年を迎え、国家報勲処の主催で「6・25戦争」追悼式が奨忠体育館で開かれた。式典には李へチャン・国務総理、朴ユチョル国家報勲処長をはじめ政財界代表、軍の長老、安保団体、6・25参戦兵士、海外同胞義勇軍参戦者、一般市民など約7000人が参加した。

24日 ■北に肥料15万トンを追加支援

 国会統一外交通商委員会は、北朝鮮から数度にわたって要請があった肥料の追加支援問題を協議し、人道的見地と同胞愛から15万㌧を追加支援することを決めた。第一次分として27日、5000㌧を積んだ輸送船が全羅南道の麗水港から北朝鮮の南浦港に向け出航した。

23日 ■韓半島の非核化で一致

 ソウルで開かれた南北閣僚級会談は、韓半島の非核化を目標とし、核問題を平和的に解決、離散家族の再会事業実施、将官級軍事当局者会談の再開などを盛り込んだ共同報道文を採択して閉幕した。北朝鮮側は、この会談でコメ50万㌧の支援を要請した。