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2005/04/29

<週間ダイジェスト>4月20日~4月27日

27日 ■ノルウェー代表団が北朝鮮訪問 

 ノルウェーの国営放送NRSは、ヘルゲセン外務次官を団長とする代表団が23日から26日まで北朝鮮を訪問したと伝えた。白南淳外相、金桂寛・第1外務次官補らとの会談で北側は、長期発展に向け支援を要請したが、代表団は核開発を放棄しなければ応じられないと答えたという。

26日 ■列車事故で日本に哀悼の意 

 潘基文・外交通商部長官は、兵庫県尼崎市で起きたJR関西の電車脱線事故で多数の死傷者が出たことについて、「大きな悲しみと衝撃を受けた。遺族に深甚たる哀悼の意を表する」としたメッセージを日本の町村外相に伝えた。潘長官は、犠牲者の冥福を祈り、遺族と負傷者が一日も早く悲しみと苦痛から立ち直ることを祈念すると述べた。

25日 ■北朝鮮への食糧支援危機 

 世界食糧計画(WFP)は、国際社会からの追加支援が行われなければ、北朝鮮への食糧支援を中断せざるをえないと発表した。WFPは、国際社会からの支援が不足し、6月中旬から老人や子ども、貧困世帯に対する食糧支援が不可能になると訴えた。

24日 ■金大中前大統領が訪米 

 金大中前大統領と李姫鎬夫人が、米国アジア財団の招きで米国に出発した。金前大統領の訪米は退任後初めてで、6泊7日の日程でサンフランシスコに滞在し、アジア財団やスタンフォード大学で南北関係と韓半島の未来などをテーマに講演する。

23日 ■6カ国協議再開で韓米接触 

 韓米両国の6カ国協議首席代表である宋旻淳・外交通商部次官補とクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア太平洋担当)が、6カ国協議の再開に向け、最近の北朝鮮情勢などについて意見を交換した。ヒル次官補は、北朝鮮が核実験を行えば対話は難しくなるとの見解を示した。

22日 ■李ヘチャン総理、金永南・常任委員長と対面 

 ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ首脳会議に出席した李へチャン・国務総理は、会場のジャカルタ・コンベンションセンターで北朝鮮のナンバー2、金永南・最高人民会議常任委員長と対面し、南北首脳会談の推進や日本が領有権を主張している独島(日本名・竹島)で協調していくことで一致した。

21日 ■ASEANとFTA交渉 

 韓国とASEAN(東南アジア諸国連合)の第2次FTA(自由貿易協定)交渉がソウルで開かれ、基本協定草案の概括的合意に達した。これを受けて両者は、今年12月に開かれる韓・ASEAN首脳会談で商品分野のFTA締結をめざす。