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2005/03/18

<週間ダイジェスト>3月10日~3月16日

16日 ■上海で北朝鮮核問題会議 

 北朝鮮の核問題の解決をめざす国際会議が上海で始まった。上海国際関係研究所が主催し、米カーネギー財団の支援で開かれたもので、韓国、米国、日本、中国、ロシア、オーストラリアが参加。韓国からは文正仁・北東アジア委員長をはじめ外交・国防・統一の専門家ら9人が出席している。

15日 ■朴槿惠・ハンナラ党代表が訪米 

 ハンナラ党の朴槿惠代表が米国に向け出発した。朴代表は22日まで8日間滞在し、ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスの3カ所を訪問、ホワイトハウスで米政府関係者と韓米関係や北朝鮮の核問題について意見を交換する。また、コロンビア大学での講演会も予定されている。

14日 ■高野駐韓大使が一時帰国 

 駐韓日本大使館は、高野紀元大使が、外務省の指示で一時帰国したと明らかにした。島根県議会の「竹島の日」条例制定や歴史教科書問題で悪化している韓日関係の打開策を協議するのが目的とみられる。高野大使は先月23日、ソウルで行われた外信記者懇談会で、「独島は日本領土」と発言して物議をかもした。

13日 ■日本の歴史教科書で対策班 

 政府は、日本の「新しい歴史教科書をつくる会」が編纂した中学歴史教科書2005年改訂版(扶桑社発行)が日本の植民地支配を美化するなど歴史を著しく歪曲しているとして、教育人的資源部次官をチーフとする「汎政府対策班」を設置した。対策班は教科書の内容を綿密に検討し、日本政府に是正を要請する。
 
12日 ■ハンナラ党院内代表に姜在渉氏 

 ハンナラ党は、国会で議員総会を開き、金徳龍・院内代表の後任に党重鎮の姜在渉議員(大邱、当選5回)を選出した。票決の結果、姜議員は過半数以上の支持を集め、対抗馬の権哲賢議員と孟亨奎議員に大差をつけて選ばれた。

11日 ■済州道の米軍基地返還 

 在韓米軍司令部は、済州道の米軍キャンプ「マックネーブ」を20年ぶりに韓国に返還すると発表した。同キャンプは済州で唯一の米軍基地で、広さ3万3000平方㍍に在韓米軍の訓練場や軍人家族のための保養施設がある。

10日 ■ハンガリーとの交流拡大 

 盧武鉉大統領は、韓国を訪れたハンガリーのジュルチャーニ首相と青瓦台(大統領府)で会談し、経済や安保を中心に両国の交流を拡大していくことに合意した。ジュルチャーニ首相は、欧州連合(EU)加盟を機に経済の活性化を図りたいと述べ、自動車、IT(情報技術)分野を中心に韓国企業の投資を増やすよう要請した。