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2005/03/11

<週間ダイジェスト>3月3日~3月9日

9日 ■脱北者8人が日本人学校に駆け込み 

 北朝鮮からの脱北者と推定される男女8人が北京市朝陽区の日本人学校に駆け込み、亡命を要請した。駆け込んだのは2歳の息子を連れた主婦ら男性2人、女性6人で、韓国行きを希望しているという。この日本人学校には外交官兔責特権がなく、中国公安が身柄の引き渡しを要請している。

8日 ■北からミサイル設計図購入 

 UPI通信は、パキスタンのブット元首相が、在任当時、ミサイル開発に必要な設計図を北朝鮮から購入したと明らかにしたと報じた。米ワシントンで会見したブット元首相は、「核ミサイルではなく、短中距離ミサイルの設計図を現金で購入した」と述べた。

7日 ■李憲宰・副総理が辞任 

李憲宰・副総理兼財政経済部長官は、不動産投機疑惑と関連して辞表を提出、盧武鉉大統領がこれを受理した。金鍾民・青瓦台(大統領府)スポークスマンによると、李副総理は、財政経済部次官を通じて辞任の意向を示し、金雨植・大統領秘書室長が盧大統領に直接報告した。

6日 ■釜山で観測史上最高の大雪 

 気象庁によると、5日午後3時から6日午前6時20分まで、釜山地域で37・2㌢の積雪量を観測した。これは、1904年に釜山で気象観測が始まって以来の大雪で、これまで最高だった45年2月25日の22・5㌢を塗り替えた。この大雪によって、釜山の都市機能がまひするなど、混乱に陥った。

5日 ■ヒル駐韓大使が国務次官補に 

 米ホワイトハウスの報道官は、ブッシュ米大統領がクリストファー・ヒル駐韓米国大使(52)を国務次官補(東アジア太平洋担当)に指名したと発表した。ヒル大使は、4月に予定されている上院の聴聞会をへて正式に国務次官補に就任する。ヒル氏は昨年8月に駐韓大使に就任、今年2月から6カ国協議米国首席代表を務めている。

4日 ■最高人民会議を延期 

 朝鮮中央通信は、「最高人民会議常任委員会が、社会主義建設のすべての戦線にいる代議員の提起によって9日に招集する予定だった会議の延期を決定した」と報じた。国会に当たる最高人民会議の開催が延期されるのは前例がなく、理由も明らかにされていない。


3日 ■南北交流を予定通り推進 

 李ヘチャン・国務総理は、北朝鮮の6カ国協議離脱と核保有宣言にもかかわらず、金剛山観光や開城工業団地開発などの南北経済協力事業を引き続き推進していくと述べた。また、北朝鮮が要請している肥料50万㌧の支援についても応じる考えを示した。