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2005/02/11

<週間ダイジェスト>2月3日~2月9日

9日■中国が北に使節団派遣へ 

 米ニューヨークタイムズは、ブッシュ大統領の特使として北京を訪れた国家安全保障会議(NSC)のグリーン・アジア上級部長が、胡錦濤国家主席と会談し、核開発の放棄を北朝鮮にはたらきかけるよう要請した。これに対して胡主席は、月内にも平壌に使節団を派遣すると約束した。

8日■韓日外相、電話で会談 

 潘基文・外交通商部長官は、町村外相と電話で会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の再開に向け、韓日米の局長級会合を今月中に開くことで合意した。潘長官が10日に訪米し、ライス国務長官と日程を詰める。

7日■旧連休で民族大移動 

 旧正月(9日)を控え5800万人と推定される民族の大移動が本格的に始まった。韓国道路公社によると、この日だけで28万9000台のクルマがソウルから地方へ向かい、京釜高速、中部高速、西海岸高速などの高速道路で渋滞が始まった。鉄道のソウル駅も7万人の帰省客でごったがえした。

6日■新万金裁判で控訴へ 

 政府は、ソウル行政裁判所が新万金干拓事業計画を見直す判決を下したことを不服とし、控訴する方針を明らかにした。農林部の李銘洙次官は、「干拓地の用途は農業向けで、環境団体が主張する生態公園などの代案は受け入れられない。ソウル高裁に控訴する」と明らかにした。これによって、新万金工事は、裁判終結まで続行される見通しだ。

5日■韓米首脳が電話会談 

 盧武鉉大統領は、ブッシュ米大統領と電話で会談し、「北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の早期再開に向け韓米間の協力を強化していきたい」と述べた。これに対しブッシュ大統領も、「世界平和のために緊密に協力していこう」とこたえた。

4日■李秀賢さん4周忌追悼式 

 2001年に新大久保駅で線路に転落した日本人を救済して犠牲となった留学生・李秀賢の4周忌追悼式が釜山学生教育文化会館で行われた。盧武鉉大統領は、「故人の願い通り、韓国と日本はさらに近い友邦になった」とメッセージを寄せた。

3日■韓米がFTA事前協議 

 自由貿易協定(FTA)交渉に向けた韓米間の事前協議がソウルでスタートした。韓国側から外交通商部の李ゴンテ地域通商局長ら、米通商代表部(USTR)のクイーン韓国担当官らが出席した。