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2006/11/03

<週間ダイジェスト>10月26日~11月1日

1日■盧大統領、APEC首脳会議に出席へ 

 青瓦台(大統領府)の尹デホ報道官は、盧武鉉大統領が18日からベトナムで開かれる第14回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席すると発表した。盧大統領は、APEC期間中に米国、中国、日本、ロシアと首脳会談を行う。

31日■潘基文長官が欧州訪問 

 次期国連事務総長に選出された潘基文・外交通商部長官が、国連安保理常任理事国訪問の一環としてロシアとフランスを訪問。両国の政府高官らと会い、国連事務総長就任のあいさつと、北朝鮮の核問題や国連改革について意見を交換する。

30日■民主労働党代表団が訪朝 

 民主労働党の文成賢代表をはじめとする指導部が、北朝鮮を訪問するため、中国・北京に向け出発した。訪問団は31日に平壌入りし、来月4日まで5日間滞在、北朝鮮当局者らに会い核放棄を求める。滞在中に金正日総書記や金永南・最高人民会議常任委員長との面会の可能性もあるという。

29日■金剛山観光、6億㌦が軍に流入 

 国会財政経済委員会に所属するハンナラ党議員が会見し、98年以降、金剛山観光事業の代金の約6億㌦が北朝鮮軍に流れていると明らかにした。金鶴松議員は、「6億㌦あれば核兵器を4個つくれる」と指摘し、政府に対し金剛山観光事業の中断を要求した。

28日■スパイ疑惑で野党幹部を逮捕 

 国家情報院と検察当局は、「一心会」という秘密組織を結成し、北朝鮮の工作員に機密情報を流していた疑いで、野党・民主労働党の幹部5人を国家保安法違反容疑で逮捕した。5人はいずれも学生時代に民主化運動にかかわり、青瓦台(大統領府)と太いパイプがあるとされる。

27日■国家情報院長が辞意 

 国家情報院は、金昇圭院長が盧武鉉大統領に辞意を伝えたと明らかにした。盧大統領は、李ジョンソク・統一部長官、尹光雄・国防部長官の辞任に伴って外交安保閣僚を一新する内閣改造を予定しており、金院長は、「内閣改造の負担にならないよう辞任を決意した」と説明している。

26日■景福宮で崔圭夏・元大統領の国民葬 

 政府は、22日に死去した崔圭夏・元大統領の葬儀を国民葬としてソウルの景福宮で執り行った。葬儀委員長は韓明淑首相が務め、盧武鉉大統領をはじめ、歴代大統領らが参席した。遺体は、国立大田顕忠院の国家元首墓域に埋葬された。