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2006/08/25

<週間ダイジェスト>8月17日~8月23日

23日■ソウルで韓豪協議会 

 第9回韓国・オーストラリア政治軍事協議会がソウルで開かれた。外交通商部によると、今回の協議では、▽核不拡散・テロ対策での協力▽アジア・太平洋域内での多国間安全保障協力▽国際舞台での協力――などについて意見を交換した。

22日■タイで脱北者175人拘束 

 タイ警察が韓国人教会に保護されていた脱北者175人を拘束し、移民局に引き渡した。脱北者は、3年前から家族単位で中国、ラオスなどを経由してタイに密入国、韓国人教会がかくまっていた。タイ移民局は、北朝鮮には送還しないと明らかにしている。

21日■韓米合同演習スタート 

 韓半島での有事に備えた韓米合同軍事演習「乙支フォーカスレンズ」がスタート。韓国軍と在韓米軍5000人、海外駐留米軍3000人が参加し、9月1日まで指揮命令系統の確認などシミュレーションに沿って訓練を行う。乙支フォーカスレンズは75年に始まり、今年で32回目。

20日■レバノンへの派兵検討へ 

 外交通商部は、イスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエル軍の停戦監視のため、レバノンに平和維持軍を派遣することを検討していると明らかにした。国連が過去に平和維持軍を派遣した実績のある国に対し、レバノンへの派兵を要請してきたもので、外交通商部は、国防部などとの協議に入った。

19日■コメ10万㌧を北に支援 

 7月の豪雨で深刻な被害を受けた北朝鮮への支援策を話し合う南北赤十字の実務協議が金剛山で開かれた。韓国側は、北朝鮮に10万㌧のコメを援助することを伝えた。政府は、北朝鮮のミサイル発射後、北へのコメ・肥料支援の凍結を決めたが、今回の支援はこれと切り離した人道的措置だと説明している。

18日■親日派の財産調査開始 

 植民地時代に日本に協力した「親日派」の財産調査し没収する大統領の直属機関「親日反民族行為者財産調査委員会」が正式に発足した。親日派だった人物の財産を調べ、国に収用するほか、日本人名義のまま放置されている土地の調査や整理を行う。没収した財産は、独立運動に献身した人の子孫の待遇改善に充てる方針だ。

17日■北朝鮮が地下核実験か 

 米ABCテレビは、複数の米政府高官の話として、北朝鮮が地下核実験を準備している可能性があると報じた。米情報機関が北朝鮮東北部の実験施設で疑わしい車両の動きを感知し、地下施設の外部で大きなケーブルの束の積み降ろしを確認したという。