ここから本文です

2006/03/17

<週間ダイジェスト>3月9日~3月15日

15日■李海チャン総理を解任

 盧武鉉大統領は、辞意を表明していた李海チャン・国務総理の処遇について、「党の意向を尊重したい」と述べ、事実上解任した。李総理は今月1日の「3・1節」当日、鉄道ストのさなかにゴルフをしていたことが発覚し、国民の非難を浴びていた。

14日■韓日6カ国協議代表が会談

 北朝鮮の核問題の解決を図る6カ国協議の韓国側首席代表を務める千英宇・外交政策室長が日本を訪問、日本側首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長らと会い、昨年11月から途絶えている協議の再開に向けて意見を交換した。

13日■自民連3議員がハンナラ入党

 野党ハンナラ党との統合に伴い、先週解散手続きを終えた自由民主連合(自民連)の議員3人がハンナラ党に正式入党した。自民連の金学元・代表、許世旭・事務総長、李圭陽・報道官の入党で、ハンナラ党の議席数は126に増えた。

12日■南北閣僚級会談、4月に延期 

 統一部によると、今月28日から平壌で開かれる予定だった第18回南北閣僚級会談が4月に延期されることになった。北朝鮮側が韓米合同軍事演習の実施に反発し、北朝鮮側団長の権虎雄・内閣責任参事が、李チョンソ・統一部長官宛に電話で通知してきたという。

11日■李明博・ソウル市長が訪米 
 
 ソウル市によると、李明博市長が米ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスを歴訪し、姉妹提携や経済交流協定を結ぶ。ワシントンでは、ウィリアムズ市長と会談するほか、ブルッキングス研究所などを訪問する。またニューヨークではブルームバーグ市長を表敬訪問し、経済、文化など幅広い分野での交流促進を図る。

10日■朴槿惠代表が前原代表と会談 

 日本を訪問しているハンナラ党の朴槿惠代表が、民主党の前原誠司代表と会談し、歴史認識など両国間の懸案について意見を交換した。前原代表は、95年の「村山談話」の精神に基づいて、侵略の反省と謝罪を基本に未来志向の関係を築くことが党の対韓政策だと強調。両代表は今後も頻繁に会い、対話を重ねることに合意した。

9日■6カ国協議再開時期は不透明 

 6カ国協議の首席代表を努める外交通商部の千英宇・政策広報室長が記者会見し、北朝鮮に対する米の金融制裁に関して、「北朝鮮は疑惑解消に向けた具体的な手段を提示する必要がある」と強調した。千代表は、6カ国協議再開について、北朝鮮側が復帰の意思を示していないため、再開時期を予想するのは困難だと述べた。