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2006/02/17

<週間ダイジェスト>2月9日~2月15日

9日■セネガルとの友好関係強化 

 外交通商部によると、アフリカを訪問中の李海チャン・国務総理は、セネガルのサル首相と会談し、両国の友好関係強化に向け、政府高官の相互交流、貿易・投資協力の拡大に合意し、共同声明に署名した。李総理は、セネガルの幼稚園拡充事業に10万㌦を提供すると表明した。

10日■柳時敏氏を保健福祉部長官に任命 

 盧武鉉大統領は、青瓦台(大統領府)で柳時敏・ウリ党議員に保健福祉部長官の任命状を手渡した。柳議員は盧大統領の側近で、1月に同長官への就任が内定していたが、「長官には不適格」という反対の声が多く、正式発令が遅れていた。

11日■朝日協議は持続 

 北京で行われた朝日政府間協議の北朝鮮側代表を務めた宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使は、平壌への帰途、北京空港で会見し、「朝日関係は6カ国協議とは別だ。日本との立場の差は相当に大きいが、どうやってこの差を狭めていくか検討したい」と述べ、協議を継続する考えを示した。

12日■シンガポールのビザ免除 

 外交通商部は、3月2日にシンガポールとの自由貿易協定(FTA)が発効するのに伴って、韓国人に対する同国のビザが免除になると発表した。観光とビジネスを目的にシンガポールを訪れる韓国人は、ビザなしで90日まで同国に滞在できる。

13日■ドイツ銀行頭取と会談 

 盧武鉉大統領は、青瓦台(大統領府)を表敬訪問したドイツ銀行のアッカーマン頭取と会談し、世界の経済事情や韓国経済の見通しなどについて意見を交換した。この席で盧大統領は、97年の通貨危機の際、ドイツ銀行が韓国への融資を継続したことに感謝の意を表した。

14日■入管業務で日本と協力 

 日本政府が韓国人に対するビザ免除を決定したことを受け、法務部出入国管理局の姜命得局長が日本を訪れ、三浦正晴・入国管理局長と会談、偽造旅券の摘発など入管業務で協力していくことに合意した。

15日■在外公館長会議を開催 

 世界各国に駐留する大使ら公館長103人が参加して外交政策について議論する「2006年在外公館長会議」が外交通商部庁舎で開幕。李炳浣・青瓦台秘書室長が盧武鉉政権の今年の外交方針を発表した。

■金総書記の誕生祝い報告集会

 朝鮮中央放送は、16日の金正日総書記の64歳の誕生日を祝う中央報告大会が平壌で開かれたと報じた。大会では楊亨燮・最高人民会議常任委副委員長が、「米国は金融制裁などによって6カ国協議の共同声明履行を全面的に拒否する信義のない行動をとっている」と非難した。