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2006/02/03

<週間ダイジェスト>1月26日~2月1日

1日■国会が正常化 

 与党ウリ党が昨年12月9日に私学法改正案を強行処理したのに反発し、野党ハンナラ党が国会への登院を拒否し、空転が続いていた国会が54日ぶりに正常化した。ウリ党の金ハンギル院内代表とハンナラ党の李在五・院内代表が会談し、私学法の再改正案を国会で審議することに合意した。

31日■金大中・前大統領が訪朝へ 

 ドイツの日刊紙フランクフルター・アルゲマイネは、金大中・前大統領が、寒さが和らぐ春先に北朝鮮を訪問すると報じた。同紙によると、訪朝は盧武鉉大統領の要請によるもので、政府代表団も随行する予定だ。また、金前大統領は、鉄道を利用することを希望しているという。

30日■麻生発言に抗議 

 外交通商部は、麻生太郎外相が「靖国神社に天皇が参拝するのが一番」と発言した問題で、「非常に遺憾に思う」との論評を発表。麻生発言は「過去の日本の侵略戦争を正当化し、美化しようとするものだ」と厳しく批判した。

29日■金総書記の義弟復権か 

 朝鮮中央通信は、金正日総書記の義弟で、2003年夏から動静が途絶えていた朝鮮労働党組織指導部の張成沢・第1副部長が旧正月の宴会に金総書記ともに出席したと伝えた。後継問題をめぐる権力闘争で張氏の失脚説や自宅軟禁説が飛び交っていた。

28日■北朝鮮が偽たばこ製造 

 米ウォールストリート・ジャーナルは、北朝鮮に政府管轄の偽外国ブランドたばこ工場があり、年間20億箱にのぼる大掛かりな製造・密輸を行っていると報じた。これによって、北朝鮮は、年間8000万-1億6000万㌦の収入を得ていると伝えた。

27日■盧大統領が新年メッセージ 

 盧武鉉大統領は、新年(旧正月、1月29日)を迎え、国民へのメッセージを発表し、「今年は庶民が肩の荷を下ろし、楽になれる1年をめざす」と強調した。さらに、「まだ懐事情はよくないが、今後全般的に景気が好転するだろう」との見通しを明らかにした。

26日■朴槿惠代表が年頭会見 

 ハンナラ党の朴槿惠代表が党本部で年頭会見を開き、「小さな政府と大きな政府、減税と増税のどちらが正しい道なのか、国民の審判を受けるべきだ」と述べた。また、「二極化現象は、盧政権が3年間にもたらした経済不況に原因がある」と批判した。