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2007/06/22

<週間ダイジェスト>6月14日~6月20日

20日■韓米外相が電話会談 

 宋旻淳・外交通商部長官とライス米国務長官が電話で会談し、マカオの北朝鮮資金問題が解決したことを受け、北朝鮮に初期段階措置の履行を促していくことで一致。6カ国協議の再開に向け緊密に連携していくことを確認した。

19日■北が短距離ミサイル発射 

 外交通商部などによると、北朝鮮が射程100㌔程度の短距離ミサイル1発を東海(日本海)に発射した。ミサイルの種類は不明で、通常の訓練とみられる。北朝鮮は先月25日と今月7日に東海に向けミサイルを発射している。

18日■韓明淑・前国務総理が出馬宣言

 与党ウリ党の韓明淑・前国務総理が、今年12月の大統領選挙への出馬を正式に表明し、「国民と通じ合う大統領になる」と宣言した。韓前総理は、「21世紀の先進大韓民国をつくる」と述べ、南北鉄道を完全開通させ、シベリア鉄道とつなぐことで釜山―ロンドン、木浦―パリを結ぶ、庶民が家を持てる社会にするなどの公約を掲げた。

17日■北朝鮮への重油支援に着手 

 6カ国協議韓国側首席代表の千英宇・韓半島平和交渉本部長は、ヒル米国務次官補を電話で会談し、北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の実務代表団を招請したと表明したことを受けて、北朝鮮に向け重油の積み出し手続きに入ると表明した。韓国は、核施設の活動停止など北の「初期段階措置」の履行の見返りとして重油5万㌧を提供することを表明している。

16日■脱北者4人が韓国入り 

 北朝鮮から小舟で脱出し、今月2日に青森県深浦町沖で保護された脱北家族4人が、大韓航空機で成田空港から出国し、午前11時44分、仁川空港に到着した。2006年に日本で脱北者の保護・支援をうたった北朝鮮人権法が施行されて以来、脱北者が第三国を経由せず、韓国に直接移送されたのは初めて。

15日■ウリ党議員15人が離党 

 与党ウリ党の鄭大哲・常任顧問グループに属する文学振、鄭鳳株、金徳圭ら議員15人が会見し、同党から離党すると宣言した。これによって、国会で152議席を占めていたウリ党の勢力は74に半減した。

14日■モナコと国交樹立 

 外交通商部は、モナコ公国と国交を樹立したと発表した。初代大使は、チョ・イルファン・駐フランス大使が兼任する。同大使は14日、モナコ大公に盧武鉉大統領の信任状を提出し、承認を得た。モナコとの修好で、今後、韓国企業の地中海地域への進出が活性化すると期待される。