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2007/05/18

<週間ダイジェスト>5月10日~5月16日

16日■在米韓国人が北で離散家族と面会へ 

 在米韓国人が、離散家族と再会するため、中国・瀋陽を経由し平壌入りした。南北離散家族の再会事業は、85年に始まったが、海外在住者が北の家族と面会するのは初めて。訪朝団は8日間滞在し、87歳の最高齢者を含む15人が兄弟姉妹と念願の再会を果たす。

15日■北へのコメ支援決議 

 政府は、李在禎・統一部長官の主宰で南北交流協力推進協議会を開き、北朝鮮へのコメ支援と原資材提供を正式決議した。コメは、国産15万㌧と外国産25万㌧を借款のかたちで供与し、10年据え置き、30年をかけて返済するという条件がつけられている。

14日■ソウル市長が欧米4都市を視察 

 呉世勲・ソウル市長が欧米4都市の視察に出発した。12日間の日程でニューヨーク(米国)、アンカラ(トルコ)、エッセン(ドイツ)、パリ(フランス)を訪れ、それぞれの市長らと交流を深め、都市計画や地球温暖化対策について意見を交換する。

13日■中国山東省沖で韓国船が沈没 

 韓国海洋警察によると、中国山東省煙台沖で韓国船籍の貨物船「ゴールデンローズ号」が、セントビンセント船籍と衝突し沈没した。この事故で、韓国人7人と外国人9人の乗組員16人が行方不明となっている。事故の原因は、濃い霧で視界が悪かったためとみられる。

12日■ハンファ会長を暴行容疑で逮捕 

 ソウル警察庁は、ハンファグループの金升淵会長(55)を暴行事件に関与した疑いで逮捕し、ソウル南大門警察署に収監した。財閥の総帥が暴力容疑で逮捕されたのは初めて。金会長は、二男のけんか相手に暴力団などを使って報復した。

11日■南北鉄道の試験運転に合意 

 板門店で開かれていた第5回南北将官級軍事会談は、南北を結ぶ鉄道の京義線、東海線の試験運行のための軍事保障暫定合意書と5項目の共同報道文を採択し閉幕した。これによって17日に56年ぶりに南北の直通列車が運行されることになった。

10日■李明博・前ソウル市長が出馬宣言 

 ハンナラ党の李明博・前ソウル市長が記者会見し、年末の大統領選挙への出馬を正式に宣言した。李氏は、「国の最高権力者ではなく、最高経営者になり、一生懸命生きる人が成功する国、誠実に働く人が豊かになる国をつくる」と抱負を述べた。