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2007/05/11

<週間ダイジェスト> 5月3日~5月9日

9日■日本の歴史教科書歪曲に抗議 

 金信一・副総理(教育人的資源部長官)が、日本の歴史教科書歪曲に抗議する書簡を伊吹文明・文部科学相宛てに送った。金副総理は、文科省が2008年度の高校用地理・歴史教科書の検定で韓国関連の歴史を歪曲したことに遺憾の意を示し、是正を求めた。

8日■板門店で南北将官級軍事会談 

 17日に予定されている京義線と東海線の南北鉄道の試運転を前に、軍事的安全性を話し合う南北将官級軍事会談が板門店で開かれた。将官級軍事会談の開催は5回目。この会談で北朝鮮側は韓米軍事演習の中止を要請した。

7日■与党離党組が統合新党旗揚げ

 与党ウリ党を離党したグループがソウルで「中道改革統合新党」の結成大会を開き、正式に発足した。新党代表には金ハンギル議員が就任した。新党所属の国会議員は20人で、ハンナラ党(128議席)、ウリ党(108議席)に次ぐ第3の勢力となる。

6日■北朝鮮の改革解放に支援要請 

 京都で開かれたアジア開発銀行(ADB)の年次総会に出席し、基調講演した権五奎副総理(財政経済部長官)は、「北朝鮮の孤立と貧困問題を放置し続ければ、世界経済の新たな火種になる」と述べ、ADB加盟国に北朝鮮の改革開放に対する支援を要請した。

5日■南北が北の地下資源を共同調査へ 

 地下資源の開発協力に向けた南北実務協議で、6月25日から共同で現地調査を行うことで合意した。これに先立ち、北朝鮮が地形図などの資料を6月12日まで韓国側に提供する。調査するのは、咸鏡南道端川にある亜鉛鉱山とマグネサイト鉱山で、経済性が確認されれば、資源開発に着手する。

4日■韓日外相がエジプトで会談 

 イラク安定化国際会議に出席するためエジプトを訪問している宋旻淳・外交通商部長官が麻生太郎外相と会談し、北朝鮮の核問題や両国の懸案事項について意見を交換した。両外相は、独島(日本名・竹島)の領有権や境界線問題について話し合うため、適切な時期に実務会談を開くことで合意した。

3日■ナイジェリアで大宇建設社員拉致 

 ナイジェリア南部ニジェールデルタ地域で発電所の建設に従事していた大宇建設の社員3人がところ、銃を乱射しながら侵入してきた武装グループによって拉致された。3人は9日、無事解放された。