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2007/03/16

<週間ダイジェスト>3月8日~3月14日

14日■自衛隊の齋藤統合幕僚長が訪韓 

 自衛隊の齋藤隆・統合幕僚長が、韓日軍事交流の一環として韓国を訪問した。金寛鎮・合同参謀会議議長の招きによるもので、同幕僚長の公式訪問は初めて。齋藤統合幕僚長は、金議長、特殊作戦司令部の金鎮勲司令官らと会談し、北東アジア情勢などについて意見を交換した。

13日■IAEA事務局長が平壌入り 

 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長が2日間の日程で北朝鮮を訪問した。今回の訪朝は、北朝鮮がIAEAの査察受け入れを表明し、同事務局長を招請したことから実現した。エルバラダイ事務局長は、北朝鮮の核施設の凍結と廃棄に向けた検証手続きや方法などについて話し合った。

12日■臨時国会が空転 

 国会第一党となったハンナラ党が、3月の臨時国会を招集したが、ウリ党、統合新党、民主党、民主労働党らがこれに応じず、初日から空転した。ハンナラ党は、私立学校法再改正や住宅法などの一括処理をめざしているが、ウリ党はこれに反対しており、ミゾが深まっている。

11日■盧ヘチャン議員が大統領選出馬へ 

 民主労働党の盧ヘチャン議員が記者会見し、年末の大統領選挙の候補者を選出する党内選挙への出馬を正式に表明した。盧議員は、「憲政史上初の民主労働党出身の大統領になり、韓国の政治を根本的に変えたい」と意欲を示し、雇用、住居、教育、健康の「市民4大基本権」の拡充を公約に掲げた。

10日■離散家族面会所の建設再開 

 大韓赤十字社と朝鮮赤十字会は、金剛山で実務協議を行い、北朝鮮のミサイル発射で中断していた南北離散家族の面会所建設工事を21日から再開することで合意した。一方、韓国側は現在建設中の画像対面センターの資材や物品購入費を支援すると表明した。

9日■新総理に韓悳洙氏を指名 

 盧武鉉大統領は、辞任した韓明淑・国務総理の後任に、韓悳洙・前副首相兼財政経済部長官を指名した。国会の人事聴聞会を経て正式に承認される。韓氏は、外交通商部の初代通商交渉本部長を務めるなど、経済・通商分野に精通している。

8日■ソウルにネパール大使館 

 外交通商部は、ネパール政府がソウルに大使館を開設したと発表した。場所は鍾路区寿松洞で、駐韓大使代理と行政官1人が着任した。これに伴って、今後、両国間の経済協力や人的交流が拡大するもようだ。