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2008/09/05

<週間ダイジェスト>8月28日~9月3日

3日■外交通商部長官が訪ロへ

 外交通商部は、柳明桓長官が9日ごろからロシアを訪問し、ラブロフ外相と会談すると発表した。柳長官の訪ロは、9月末ごろに予定されている李明博大統領のロシア訪問の日程調整と首脳会談の議題などを詰めるのが目的。さらに、北朝鮮の核問題や両国の経済協力拡大問題についても話し合う。柳長官はロシア訪問に合わせてモンゴルを訪れる予定。

2日■韓日中首脳会談は困難

 福田康夫首相の電撃辞任を受けて、青瓦台(大統領府)の李東官報道官が談話を発表し、「今月下旬に予定されている韓日中3カ国首脳会談の開催について、近く日本が立場を表明するので、韓国政府も立場を明らかにする」と述べた。日本の政治日程を考慮すると、開催は困難との見方が強い。韓国政府はこれまで、独島(竹島)問題で韓日関係が微妙になっていることから、3カ国首脳会談への参加表明を留保していた。

1日■ウルグアイと首脳会談

 李明博大統領は、韓国を訪れたウルグアイのタバレ・ラモン・バスケス大統領と青瓦台(大統領府)で会談した。ウルグアイの国家元首が韓国を訪れたのは1964年の国交樹立以来初めて。両首脳は、両国間の通商拡大と経済・産業分野での協力強化で一致し、特に韓国からウルグアイの農林水産業分野への投資拡大、韓国企業の電子通信分野への進出、技術協力で合意した。

31日■韓米FTAの批准促す

 ブッシュ米大統領がラジオ番組に出演し、韓国などと締結した自由貿易協定(FTA)の早期批准を議会に促した。ブッシュ大統領は、「FTAが批准されれば、米国の農民と牧場主、企業に多くのメリットがある」と強調、米国のGDP(国内総生産)に占める輸出の割合が今ほど大きかったことはないと指摘し、FTAが米国製品の輸出拡大に寄与すると理解を求めた。

30日■ラオス首相が北朝鮮訪問

 朝鮮中央通信によると、ラオスのブアソン首相が北朝鮮を訪問した。昨年11月にラオスを訪れた金英逸首相の招きで訪朝したもので、訪朝団にはチュアン官房長官、シタヘン農林相のほか、各省の次官クラスが加わっている。両首相は、平壌の万寿台議事堂で会談し、両国間の関係をさらに発展させていくことに合意、経済・貿易・科学および技術協力に関する共同委員会の設立協定を締結した。

29日■パラリンピック結団式

 9月6日に開幕する北京パラリンピックに出場する韓国選手団の結団式がオリンピックコンベンションセンターで行われた。李明博大統領は、激励の親書を送り、「多くの苦難と身体的弱点を不屈の精神力で克服したみなさんを誇りに思う。みなさんは人間の限界への挑戦というオリンピック精神をすでに実践しており、今大会で最善を尽くすみなさんの姿は200万人の障害者はもちろん、物価高に苦しむ韓国民に大きな勇気と希望を与えるでしょう」と励ました。

28日■8月23日を野球の日に

 韓国野球委員会(KBO)は、理事会を開き、北京五輪の野球競技で韓国が初の金メダルを獲得した8月23日を記念し、この日を「野球の日」とすることを決定した。今後、野球委員会は、毎年8月23日に野球ファン感謝の集いなどのイベントを開き、五輪での金メダル獲得を末永く顕彰していく方針だ。今年は9月2日に金メダル祝賀イベントを行い、全国4カ所の球場の入場料を無料にした。