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2008/02/01

<週間ダイジェスト>1月24日~1月30日

30日■アフリカ連合会議に代表団

 外交通商部は、1月31日から2月2日までエチオピアのアディスアベバで開かれる第10回アフリカ連合(AU)首脳会議に外交通商部の朴源華・本部大使を首席代表とする政府代表団を派遣すると発表した。代表団はAU執行部や加盟国と接触し、韓国とアフリカのエネルギー・資源協力問題を協議する。政府代表団の派遣は、アフリカとの資源外交を強化するのがねらい。

29日■中国共産党の部長が訪朝

 中国共産党の王家瑞・対外連絡部長が平壌を訪問し、朝鮮労働党の崔泰福書記と会談した。王部長は、金正日総書記と会い、胡錦濤国家主席のメッセージを伝えるとともに、3月に予定されている金総書記の中国訪問について協議した。王部長の訪朝は、2005年10月に胡主席に同行して以来で、今回は、北朝鮮の核計画申告拒否で停滞している6カ国協議の打開を図るのがねらいとみられる。

28日■臨時国会がスタート

 盧武鉉政権での最後の国会となる臨時国会が約1カ月の会期でスタートした。今臨時国会は、李明博政権の発足を控え、ハンナラ党が国会に提出した政府組織改編案をめぐる議論が最大の争点となる。特に統一部の存廃をめぐって、与野党の激しい攻防が繰り広げられる見通しだ。盧大統領は、政府組織改編案について、「所信と良心に反する法案に署名することはできない」と述べ、拒否権を発動することを表明、混乱が予想される。

27日■サムスン事件で初の逮捕者

 サムスングループの不正資金疑惑を捜査中の趙俊雄・特別検事チームは、顧客に支払う保険金の一部を裏金づくりに流用していた疑いでサムスン火災の経理責任者を逮捕した。サムスンの事件で逮捕者が出たのは初めて。また、借名口座の開設と不正資金運用の疑いで借名口座の名義人の一人、サムスン物産の鄭ギチョル副社長を参考人として呼び事情聴取した。鄭副社長は、サムスン物産の秘書室と経営支援室で長期に渡って役員を務め、現在は経営企画室長兼副社長のポストにある。

26日■鄭夢準議員を最高委員に
 
 ハンナラ党が、李在五議員の辞任で空席となっている最高委員に鄭夢準議員を選定する方針を明らかにした。鄭議員は昨年末、李明博次期大統領の支持を表明してハンナラ党に入党、李次期大統領の特使として米国を訪問し、ブッシュ大統領らと会談した。ハンナラ党によると、空席となった最高委員への立候補者は鄭議員ただ一人で、対抗馬がいないことから、自動的に就任が決まったという。

25日■板門店で南北軍事会議

 国防部によると、板門店の韓国側施設「平和の家」で南北軍事実務者会談が開かれ、ムンサン~鳳東間の鉄道貨物輸送など第2回南北国防相会談で合意した事項の履行に向け協議した。会談で韓国側は、合意事項の円滑な履行に向け将官級会談をはじめとするさまざまなチャンネルを設置して頻繁に協議するよう提案したが、北朝鮮側は反応を示さなかった。

24日■原油流出事故で弁明

 忠清南道・泰安沖で原油流出事故を起こした香港船籍のタンカーを所有する船会社が、香港で会見し、過失はなかったとの立場を表明した。この船会社は、「船長と乗組員は衝突を避けるために最善を尽くした。事故発生後は原油流出を最小限に食い止めるため可能な限り努力した」と弁明した。しかし、保険会社との合意のうえで賠償請求には応じるとの姿勢を示した。